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ノルウェー人男性、携帯電話を拾おうとして、ボットン便所に落下

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会役員
便器に落ちた男性の実際の写真 Photo:DRBV

26日、ノルウェー人男性のカト・バルントゥセン・ラーセンさん(20)が、野外にあるボットン便所の中に落下し、国内のニュースを騒がせた。ノルウェー国営放送局の報道によると、この日、ラーセンさんの友人が放尿をしながら、携帯電話を使用していたところ、電話が便器に落下。身体が細いラーセンさんが、脚を伸ばして拾おうとした結果、自身が便器の中に落下した。なんとか這い上がろうとしたが、自身の身体を傷つけるばかりで、脱出することはできなかった。結果、4人の消防士が駆け付け、便器を破壊し、10分で救助(VG紙)。

「脱出できないと実感したときは、パニックに陥りました。今までで最悪の体験です。トイレの中には大きな虫もいて、非常に気持ち悪かったとしか言いようがありません」と、本人は国営放送局に語る。VG紙によると、ラーセンさんは便器の中に1時間ほどいた。

この驚きの出来事は、ラーセンさんの両手が便器の中から出ている衝撃的な写真とともに、国内のメディアを大いに盛り上がらせた。ちなみに、携帯電話も無事救出されたようだ。

自然が多いノルウェーには、このような落下式便所が多数配置されている。

※写真はドランメン消防署より許可を得て掲載

Text:Asaki Abumi

北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会役員

あぶみあさき。オスロ在ノルウェー・フィンランド・デンマーク・スウェーデン・アイスランド情報発信15年目。写真家。上智大学フランス語学科卒、オスロ大学大学院メディア学修士課程修了(副専攻:ジェンダー平等学)。2022年 同大学院サマースクール「北欧のジェンダー平等」修了。ノルウェー国際報道協会 理事会役員。多言語学習者/ポリグロット(8か国語)。ノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーより活動実績表彰。著書『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』SNS、note @asakikiki

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