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グロービス経営大学院が、初のNPOと本格協業で、中小企業の若手人材育成支援を実施

秋元祥治やろまい代表取締役/武蔵野大学EMC教授/オカビズ

さて、日本最大のビジネススクール・グロービス経営大学院ご存知でしょうか。

青いMBAの本とかもで有名ですよね。

グロービス経営大学院が名古屋校を拠点に、中小企業の若手人材の育成を目的に、NPO法人との本格的な事業連携をしたプログラムを実施してます。

中小企業の新入社員など1-5年目程度のスタッフは、これまで商工会議所や銀行などが各企業の新卒スタッフを集めて行うマナー研修といったものくらいしか集合研修の機会がなかった中で、定着率が低く、また右腕候補となる人材の育成が課題との声が多くありました。

そんな中で、やはり早い段階でビジネス思考のカタ=フレームワークを学んだり、他社に同期を作って(中小だと、1名のみの採用で同期がいないとか結構よくあること)互いに学びあったり刺激しあったりって環境をつくる事が大事だろうということで、

グロービス経営大学院&NPO法人G-netで、中小企業1-5年目スタッフ研修

を試験的に開始しています。

すでに、プレスリリースも行われています。

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ここまでで第4回まで、名古屋駅前にあるグロービス名古屋校で開催されています。

全5回の研修プログラムは月に1度。その間はフェイスブックグループで相互にコミュニケーションをはかったり、実際に自主ゼミのような感じで勉強会を行ったりとしていますです。

プログラムは、グロービスの入門編的な基礎的なものながら、ワークショップやケーススタディなど参加型でかなーり引き込まれる内容。

中小企業の本質的な経営課題は、やはり「右腕人材」だと日々の取り組みを通じて実感しています。

そんな中で、グロービス経営大学院が社会貢献活動の一貫で(一方で、新たな見込み客開拓という意図はありでしょうが)、こうした中小企業の若手人材を対象とした育成プログラムをMBAプログラムをベ−スに行われていることは極めて有意義だと考えいますし、さらなる今後の展開を期待したいと思います。

やろまい代表取締役/武蔵野大学EMC教授/オカビズ

01年より、人材をテーマにした地域活性に取り組むG-netを創業し03年法人化。現在理事。13年オカビズセンター長に就任。開設9年で約3300社・2万2千件超の来訪相談が押し寄せ、相談は1ヶ月待ちに。お金をかけずに売上がアップすると評判で「行列のできる中小企業相談所」と呼ばれている。2022年より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授に就任。内閣府・女性のチャレンジ支援賞、ものづくり日本大賞優秀賞、ニッポン新事業創出大賞・支援部門特別賞ほか。内閣府「地域活性化伝道師」等、公職も。著作「20代に伝えたい50のこと」、KBS京都「KyobizX」・ZIP-FM「ハイモニ」コーナーレギュラーも。

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