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2014年ツール・ド・フランス第18ステージ それでも笑顔でハイ、ポーズ

宮本あさか自転車ロードレースジャーナリスト
一番にゴールした人、ヴィンチェンツォ・ニバリ。photo:jeep.vidon

ヴィンチェンツォ・ニバリが山頂フィニッシュへ一番に駆け上がった。

ステージ優勝の表彰に続いて、マイヨ・ジョーヌ表彰式も滞りなく行われた。

新人賞のティボー・ピノは、ニバリから1分10秒遅れで、山岳賞のラファ・マイカは1分12秒遅れで、山のてっぺんへとたどり着いた。マイヨ・ブランとマイヨ・ア・ポワも、続けて表彰が行われた。

ポイント賞のペテル・サガンがステージを終えたのは、26分29秒遅れだった。マイヨ・ヴェール係のポディウムガールたちは、つまり26分ほど待たされた。気の長いファンたちも、フェンスの向こうで待った。

フォトグラファーたちは、どうやら、ほとんど待たなかった。

だって第2日目から緑色のジャージを着ているのは同じ人物で、この先、失う危険性はほぼゼロなのだ。改めて写真を撮る必要なんて、まるでないんだもの。

それよりも、早くプレスセンターに戻って、たった今撮影したばかりの写真データをPCに取り込んで、整理して、クライアントに送信しなきゃ……。

幸いにも数人残ってました。photo:jeep.vidon
幸いにも数人残ってました。photo:jeep.vidon
自転車ロードレースジャーナリスト

フランス・パリを拠点に、サイクルロードレース(自転車競技)を中心とした取材活動を行っている。「CICLISSIMO」「サイクルスポーツ」誌(八重洲出版)、サイクルスポーツ.jp、J SPORTSサイクルロードレースWeb等々にレースレポートやインタビュー記事を寄稿。

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