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2015年知っておくべきニューカマー15組 ~杉恵ゆりか、フレデリック他~ Vol.3

ふくりゅう音楽コンシェルジュ
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2015年知っておくと、友達に自慢できちゃう才能あるニューカマーを15組ピックアップしてみました、シリーズ第3弾(※5組ずつ、3週にわたって掲載!)。

ジャンルを超えて独自の“世界観”を持っているアーティストを厳選してます。

気になったら音源をチェックしたり、YouTubeやオフィシャルサイトを覗いてみたり、ライブに足を運んでみてはいかがでしょう? 必ずや驚きと発見があることでしょう。音楽が人生を変えちゃう体験を是非!

女の子の“言えない本音”!:杉恵ゆりか

広島出身のシンガー・ソングライター。「skirt」や「ジョキッ」など女の子のドキッとするちょっと毒のある“言えない本音を”描いた歌詞世界の魅力はもちろん、細かいアレンジの独創性、転調の仕方など、こだわりあるサウンドにやられました。体全体を使って表現するライブでの存在感ある圧巻なパフォーマンスも素晴らしいです。2ndミニアルバム『赤裸々ガール』の1曲目「help me」での、静寂のなかから熱量が高まり爆発寸前なエネルギーを感じさせる楽曲はほんとすごいです!

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極上なキラキラ・ポップ!:Awesome City Club

ビクター内の新レーベル・コネクトーンから、4月8日にアルバム作品でメジャー・デビューが発表されたAwesome City Club。これまでYouTubeやSoundCloudなど、インターネット上でのみで音源を発表していたというのも今の時代らしい活動の仕方。CHARAの傑作をプロデュースしてきたmabanuaをプロデューサーに迎えているのも気になるポイント。まずはその世界観に触れていただくために、キラキラ・ポップな先行曲「Lesson」リリックビデオに注目!

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ひたすら踊れるダンスロック!:フレデリック

2014年一番聴きまくっていた曲ですね。ひたすら踊れる四つ打ちダンスロック・ナンバー。ロックフェスやロック系DJイベントでも常に流れ続けていた2014年のアンセムだと思います。ミュージック・ビデオに出演している、アリスムカイデとうちだゆうほによるポーカーフェイスでポップな振り付けはついつい真似したくなっちゃうし、映像の少し不思議なテイストも中毒性高い。とにかく踊りまくれる、2015年も引き続き要注目なバンドであります。

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2000年生まれの新星アイドル!:吉田凜音

北海道出身、13歳とは思えない歌唱力が魅力的なシンガー。アイドル界隈ではルックスの良さから「北の橋本環奈」と呼ばれているそうな。西寺郷太によるプロデュースによって、80年代EPICサウンドを彷彿とさせる音使いが絶妙なポップセンスを生み出しているデビュー曲「恋のサンクチュアリ!」が素晴らしい。完成度高い疾走するポップチューン。2月25日には、2ndシングルを発売とのことで要チェックですよ! しかし遂に2000年生まれの時代なのですな。

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熱量高い言葉のセンス&高揚感!:SKY-HI

もはや、ニューカマーというレベルを超えて活躍中のSKY-HIだが、今年更なる飛躍を期待してピックアップ。昨年末にリリースした新曲「スマイルドロップ」でも爽やかな歌モノ・ポップチューンを披露してくれていた日高さん。今年の春にはAAAでの過密なスケジュールをくぐり抜け、全国ツアー『SKY-HI TOUR 2015 ~Ride my Limo~』を開催。3/12@赤坂ブリッツで見える景色が楽しみです。熱量高い言葉のセンス、圧倒的な音楽的高揚感に要注目!!!

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<+アンコール>透明感溢れるきらびやかなサウンド!:FOLKS

原稿執筆中に新作資料音源が到着したので思い出したように追加! 昨年は『サマーソニック』など名だたるロックフェスへ出演した岩井兄弟と幼なじみによって結成された北海道出身の5人組バンド。2月25日リリース、2ndミニ・アルバム『SNOWTOWN』での透明感溢れる繊細な歌声と、上品にきらびやかなシンセ・サウンド、じっくりとグルーヴを刻むサウンドワークが心地良い。砂原良徳(ex.電気グルーヴ)がプロデュースしたナンバーも必聴ですよ!!!

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<+アンコール>読モのアノ娘がメジャーデビュー!:三戸なつめ

1990年奈良生まれ。読者モデルとして活躍している彼女は、現在Twitterのフォロワー数が13万人を超え、2013年には、自身初のセルフ・プロデュース本『なつめさん』を5万部売り上げ大ヒット。そして遂にソニー・ミュージックレーベルズ アソシエイテッドレコーズよりメジャーデビュー決定! きゃりーぱみゅぱみゅなどが所属する、アソビシステムから新スター誕生となるか!? 1月29日には、下北沢GARDENヴィレッジヴァンガード・イベント出演!

<+アンコール>日中英トリリンガル!:Qi Fang

ついにQi Fang(チー・ファン)が、この春初のアルバム作品をリリースするという情報をキャッチ。日本語、英語、中国語を自在に操るトリリンガル・シンガー。業界関係者にいち早く配布された音源データは、またたくまに話題騒然に。現在、FM横浜や福岡LOVE FMでパーソナリティーを担当。DJ Chikaプロデュースによる「Original」も収録、コールドプレイを彷彿とさせる壮大なナンバーや、歌謡ポップ、中国語による楽曲を収録するなど、気になる存在です!

<+アンコール>言葉と音が鬼気迫る迫力!:みるきーうぇい

ネットサーフィンしていたら偶然出会えた大阪のバンド。学校でのいじめを描いた「カセットテープとカッターナイフ」のミュージック・ビデオでの鬼気迫る迫力がすごい。さらに「ほんとは生きるのとても辛い。」も若者の苦悩を描いているが、音楽的センスの良さがずばぬけて超ポップなのが素晴らしい。ストロークス・テイストなギターも入ってくるんですよね。そして、何よりもヴォーカル&ギター、イジュウインカオリの歌声や立ち振る舞いがめっちゃ魅力的!

というワケで3週に渡って紹介してきた『2015年知っておくべきニューカマー15組』シリーズ。いかがでしたでしょうか? 結局追加もあって合計20組の紹介となりました。果たして、このなかからアナタにとってのビッグヒットな出会いはありましたか? 以上、ヒット曲の現場からお届けしました~。

(※5組ずつ、3回にわたって掲載してきました!)

※この記事は『mu-mo』での連載コラム記事からの転載です。

音楽コンシェルジュ

happy dragon.LLC 代表 / Yahoo!ニュース、Spotify、fm yokohama、J-WAVE、ビルボードジャパン、ROCKIN’ON JAPANなどで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)布袋寅泰、DREAMS COME TRUE、TM NETWORKのツアーパンフ執筆。SMAP公式タブロイド風新聞、『別冊カドカワ 布袋寅泰』、『小室哲哉ぴあ TM編&TK編、globe編』、『氷室京介ぴあ』、『ケツメイシぴあ』など

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