舛添知事、ヘイトスピーチよりヘイトアクションを。

それにしても25日、ソウルの大統領府で朴槿恵大統領に媚びを売るようなつくり笑いで、ぺこぺこ頭を下げていた舛添要一東京都知事、みっともないったらありゃしない。

韓国メディアは得たりとぺこぺこシーンを繰り返し報道していたという。要は最近、話題になることの少なかった舛添都知事のスタンドプレーだ。

しかも「週刊文春」によると今度の訪韓、朴元淳ソウル市長の招待に応じたものだった。この朴市長元弁護士で、日本でも騒動になった女性国際戦犯法廷(2000年)に検事役として参加、昭和天皇に有罪判決を下した張本人で、ゴリゴリの反日政治家だという。

朴大統領との会談で、舛添知事、ヘイトスピーチに言及「ヘイトスピーチがなく成らなければ、東京オリンピックを返上する」とまで言ったという。それをいうなら、韓国のヘイトアクション、安倍総理の写真にバッテンを書いたり、日の丸を燃やしたりする、あのへイトアクションもやめさせろというべきだろう。

この舛添訪韓、 早速、読売、毎日が社説で取り上げたが、これが全く対称的。「両国の声なき声を聞け」というのが毎日(26日)。

(関係改善を求める声が強い)〈双方の国民が穏当な交流や冷静な競争を継続できる関係を維持すべきだという認識こそ、現時点での両国世論の確かな底流と見るべきだろう〉

これにはむろん異論はない。いけないのはその後。

日韓関係摩擦の材料には事欠かないとして、習近平主席訪韓時の中・韓共闘発言や自衛隊創設記念行事がロッテホテルから断られた件、旭日旗が出てくるからと「ONE PIECE」特別展が中止されそうになった件などを挙げる。

つまり摩擦の材料はもっぱら韓国側が作っていると書いているのだが、毎日はそこを批判せずにこう言うのだ。

〈韓国から日本に伝わってくる批判はしばしば一方的すぎるが、常にそうだというわけではなく、穏当な見解の持ち主も決して少なくない〉

常にそうだというわけではないというなら、そういう穏当な見解の実例を挙げればいいではないか。

次がひどい。

〈日本国内には日韓関係の前途を過剰に悲観する見解や反韓感情をあおる書籍などが増えてしまったが、そうした現象は事態を悪化させることはあっても改善させることはない〉

いわゆる「嫌韓」論や「悪韓」論を批判しているわけだが、なぜ、そうなるかと言えば、毎日自身が前段で書いているとおり、「韓国側がしばしば一方的日本批判」を繰り広げるからではないか。慰安婦問題しかり、竹島問題しかり、朴槿恵大統領の告げ口外交しかり。

で、毎日の結論が

〈日本政府も一般国民も、韓国の過激な側面より穏当な側面に注目しつつ、日韓関係を見つめるべきだろう〉

そんなことは韓国政府、韓国民にこそ言えと言いたい。

ついでに韓国の「穏当な側面」というのがどんなものかぜひ教えていただきたい。

この毎日の社説に較べると読売の社説(26日)「国民の心を遠ざけたのは誰か」は至極、真っ当だ。

日韓関係の改善、発展には「正しい歴史認識の共有が必要」と言いながら、首脳会談を拒否している朴槿恵大統領を厳しく批判。

〈朴氏が(舛添都知事との)会談で、「政治的に困難な状況になり、(日韓の)国民の心まで遠くなっていくようで残念に思う」と人ごとのように語ったことには違和感を覚える。他国要人の前で日本を批判する朴氏の「告げ口外交」は、日本で強い反発を招いている。自らの責任をどう考えているのか〉

舛添知事、「都知事という自由な立場を使い、日韓関係の改善につなげたい」そうだが、都知事が取り組むべきは、まず都政だろう。

問題山積ですぞ。

その後、『WiLL』で舛添知事にインタヴューを申し込んだが、にべもなく断られた。