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レンズ交換式カメラならレンズ交換を楽しみたいもの!

塙真一フリーフォトグラファー

●レンズが替えられるからレンズ交換式カメラが楽しい

一眼レフカメラやミラーレスカメラは、レンズ交換ができます。

当たり前のことのようですが、でも、レンズ交換式カメラを持ちながらもレンズ交換をしない人がとても多いと聞きます。

レンズを替えれば、写真が変わります。

超広角レンズを使えば、奥行き感を強調した広がりのある写真を撮れますし、望遠レンズを使えば距離感を圧縮したような写真が撮れます。

また、単焦点レンズを使えば、被写体の前後を大きくぼかした写真が撮れます。

レンズ交換式カメラの本来のありかたは、自分が撮りたい写真によってレンズを選ぶところからスタートするのです。

ですが、ほとんどの人はいわゆる標準ズームからスタートします。

その理由は、カメラメーカーが標準ズーム付きのレンズキットを用意しているからでしょう。

レンズ交換式カメラは、ボディだけを持っていても写真は撮れません。レンズが必要です。

ですから、カメラメーカーは初めてそのカメラを買う人のために、レンズもセットになったレンズキットを発売しているのです。

●レンズキット、ダブルレンズキットだけじゃもったいない

カメラメーカーが用意するレンズキットの多くは、標準ズームがセットになった標準ズームキットと、さらに望遠ズームが付属するダブルレンズキットの2種類です。

これらのレンズキットは確かに価格的には魅力です。

標準ズームは日頃のスナップや記念写真に。望遠ズームは運動会や旅行の時にという使い分けでしょうか。

ですが、これだけではもったないと思うのです。

先にも書きましたが、レンズ交換式のカメラ用のレンズは超広角から超望遠、単焦点レンズやマクロレンズなどさまざまな種類があります。

180度の画角をもつフィッシュアイレンズなどというものもあります。

これらのレンズを使い分けるとこで、目の前の被写体をさまざまな形で表現することができるのです。

もっといえば、同じ焦点距離のレンズでも、メーカーやレンズの明るさなどの違うものを使えば、写真は違うように写るのです。

標準ズーム、または標準ズームと望遠ズームしか持っていないという方。

レンズ交換なんてしたことがないという方。

一眼レフカメラを買ってみたけど、思ったような写真が撮れないという方。

ぜひともレンズ交換の楽しさを味わってみてください。

レンズの選択肢が増えると、それだけ写真の楽しみが広がります。

写真を思う存分楽しんでください。

画像

私は海外に撮影に行くときはいろんな種類のレンズを持って行きます。

同じ景色でもレンズが変わると写真が変わるからです。

この写真は街のネオンと人混みと道路標識を一緒に写したくて、超広角ズームで撮影しました。

フリーフォトグラファー

東京都出身。人物をメインの被写体とするフリーランスのフォトグラファー。カメラ誌に写真や記事を寄稿するほか、役者、タレント、政治家などの撮影も行う。また、海外での肖像写真撮影、街風景のスナップ、夜の街を撮る「夜スナ!」をライフワークとする。写真展の開催も多数。

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