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定年65歳時代に、なぜ55歳定年時代のままの調査なのか。労働力調査発表。

原田謙介政治の若者離れを打破する活動を10年以上
定年後のイメージ

2月18日に総務省が2013年の労働力調査を発表しました。

非正規の数が増加した点や、若者のフリーターの割合が過去最大になったなどが気になります。

たとえば、

2013年平均の役員を除く雇用者5201万人のうち,正規の職員・従業員は3294万人と,前年に比べ46万人減少。非正規の職員・従業員は1906万人と,93万人増加

出典:労働力調査

雇用者自体の数は増えたけど、正規の数は減り、非正規の数が増えたようです。

春闘を前に賃金のベースアップに関するニュースを最近はよく見ますが、これもおもには正規社員に対しての話であり、非正規の給料がどこまで上がるのかはわかりません。

参考 春闘 経団連ベア容認も対応多様 中小、非正規波及が焦点-毎日新聞

出典:毎日新聞

また、若年層(15歳~34歳)のパート・アルバイトの割合は、6.8%と過去最高となっています。

若年層のフリーター・バイトの割合
若年層のフリーター・バイトの割合

その中でも、15~24歳では前年より3万人増加の80万人となっています。

なぜ55歳定年時代のままの調査なのか。

さて、本題です。さきほど、

若年層(15歳~34歳)

と書きました。

この範囲をひとくくりで若年層としてしまうことの違和感を感じます。

中卒で働いている方、学生の方、大卒で働いている方など、多様な人が含まれます。

さらに釈然としないのが、 上の世代の区切り方です。

なんと55歳以上がひとまとめ。定年65歳時代になってきているというのに。昨年には2025年度には希望者を65歳まで雇用することを義務化した法律もできています。

65歳まで雇用、企業身構え 義務付け法 29日成立

出典:日経新聞

定年が55歳以下が多数を占めていたのは昭和49年までの話です。(雇用管理調査より)

にもかかわらず55歳以上でデータを出すことに何の意味があるのかわかりません。

若年層はその中でも細かく年齢をわけていたり、在学中かどうかをデータに盛り込んでいますが、55歳以上はそのようなことはしていません。

こんな感じです。

画像

どういう意図があって55歳以上としているままなのか。

また、これを実際の定年年齢の60歳以上または65歳以上でデータを出すとどうなるかまでは、考察できていませんが、釈然としないです。

政治の若者離れを打破する活動を10年以上

1986年生まれ。岡山在住。愛媛県愛光高校、東京大学法学部卒。「学生団体ivote」創設。インターネット選挙運動解禁「OneVoiceCampaign」。NPO法人YouthCreate創設。「若者と政治をつなぐ」をコンセプトに活動。大学非常勤講師や各省有識者会議委員などとして活動を広げていく。18歳選挙権を実現し、1万人以上の中高生に主権者教育授業を行う。文科省・総務省作成「政治や選挙等に関する高校生向け副教材」の執筆者でもある。2019年参議院選挙・2021年衆議院選挙に立候補し敗れる。元岡山大学非常勤講師。元グローバルシェイパー東京代表。元中野区社会福祉評議会評議員

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