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KDDIが曲がったスマホを発売

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト
湾曲ディスプレイのLG「G Flex」。写真はグローバルモデル
右がG Flex、左がXperia Z ultra。
右がG Flex、左がXperia Z ultra。

KDDIは1月22日、春商戦向けスマホ・タブレット5モデルを発表した。

注目は、LGエレクトロニクス製の「G Flex」だ。6インチの大型ディスプレイを採用し、画面が大きく湾曲しているのが特長となる。

「曲がっていることで何が便利なのか」

LGエレクトロニクスでは、画面が曲がっていることで、動画の再生時、目と画面の距離が左右で等しくなると説明する。すると映像の臨場感が増し、没入感もアップするのだという。大型テレビの世界でも湾曲ディスプレイが韓国メーカーを中心に発売されているが、まさにスマホでも画面が曲がっていることで動画の迫力が増すようになるようだ。

ディスプレイが湾曲することで動画の臨場感が増すという
ディスプレイが湾曲することで動画の臨場感が増すという

また、本体が湾曲していることで、マイク部分が口に近づくようになり、通話品質も多少ながら向上する傾向が見られるようだ。

「曲がっていて耐久性は問題ないのか」という疑問が沸くが、本体を机の上に置き、曲がった部分に40キロの力をかけても、壊れることはないという。実際に手で押してみたが、本体がたわむものの、特に問題はなかった。

G Flexには、普段使いの浅い擦り傷を自然に回復する背面カバーを備えている。ちょっとした擦り傷であれば、元に戻るというのはとても安心感があると言えるだろう。

KDDIでは、他にもソニー製の6.4インチ「Xperia Z Ultra」や、シャープ「AQUOS PHONE SERIE mini」「AQUOS PAD」、京セラ「URBANO」も春モデルとして投入する。

KDDIは春商戦向けにスマホ・タブレットを5機種発表した。
KDDIは春商戦向けにスマホ・タブレットを5機種発表した。
ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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