KDDIが「ガラホ」を正式に発表

見た目はガラケーだが、中身はAndroidを採用した「AQUOS K」
見た目はガラケーだが、中身はAndroidを採用した「AQUOS K」

KDDIは19日、見た目はガラケー、中身はAndroidスマホという「ガラホ」、シャープ製「AQUOS K」を正式に発表した。

AQUOS Kは3.4インチの液晶を搭載。ガラケーとして人気の折りたたみ式でテンキーも備わっている。赤外線通信、ワンセグ、おサイフケータイなども搭載。見た目はガラケーとなんら変わらない。

実際に操作してみると、ガラケーの操作体系を維持している。液晶部分はタッチパネルにはなっておらず、すべてテンキーで操作する。

ただし、テンキー部分がタッチパネルのようなセンサーになっており、画像の拡大縮小などは、テンキー部分をスマホの画面のように触ると操作できる。そのため、Web閲覧とカメラに関しては、ちょっと独特な操作体系となっているので注意が必要だ。

使っているOSはAndroi4.4となる。チップセットもクアッドコアCPUとなっており、サクサクと使える。

また通信規格はLTEで、最大受信速度150Mbpsで通信できるのが特長だ。

ガラケー愛好者には「スマホだとバッテリーが持たない。だからガラケーを使い続けている」という人も多い。KDDIでは「AQUOS Kはガラケーと同等まではいかないが、スマホよりもバッテリーの持ちは良い」という。

Google Playには対応しておらず、スマホ向けのアプリはそのまま利用することはできない。アプリ開発者側がAQUOS K向けにカスタマイズし、auと調整すればアプリを配信できる環境にはなっている。このあたりはauの努力に期待したところだ。

Wi-Fiテザリングに対応しており、「ガラホとタブレットの2台持ち」という使い方に最適と言える。

このような外見はガラケー、中身はスマホという製品ができた背景には、ガラケーを作るための部材が不足しており、今後、ガラケーを作っていくにはスマホの部材を流用しなくてはいけないという背景がある。

今後も、このような「ガラホ」はますます増えてくる可能性がありそうだ。

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『iPhone5から始まる!スマホ最終戦争』(日本経済新聞出版社刊)がある。

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