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ももいろクローバーZとKISSのコラボが想像とは違うKISSからのオファーだった

いしたにまさきブロガー/ライター/アドバイザー

昨年よりアナウンスされてきたKISSとももいろクローバーZのコラボ。年末にはトレイラーも公開されて、その中身が見えてきました。

ももクロの公式サイトにKISSが出てくるのはともかくとしても、KISSのオフィシャルサイトのトップにももクロが出てくるのは、これはなんとも頭がクラクラしてきます。陳腐な言葉ですが、これが時代なんだなあと。

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KISSとももいろクローバーZのコラボについては、最初に聞いたときには、正直なところ「え!?そういう企画もの?」ぐらいの印象しかありませんでした。

ところが先日、KISSのfacebookページで、このコラボに関する密着のドキュメンタリーが紹介されていて、1時間ほどの長さだったのですが、すっかり引き込まれて全部見てしまいました。メモ的にその内容を箇条書きにしておきます。

  • KISSとももいろクローバーZのコラボはKISS側からのオファーであったこと
  • KISSとももクロは、音楽のジャンルは違うけど、エンターテイメントとしては似ているとKISSが思っていること
  • メンバーがそれぞれテーマカラーを持っていて、それがビジュアルにも貢献していること
  • KISSは結成時から、歌舞伎やゴジラなど日本文化を意識していたこと
  • というか日本のバンドと思われたことすらあること
  • ジーン・シモンズのスーパービジネスマンぶり
  • ジーン・シモンズとれにちゃんのリーダー議論がおもしろい
  • コラボ曲の制作はKISS主導で進められたが、作詞はももくろ側で、合わなければ曲を変えてもいいとまで言ったこと
  • ポールはスタバを飲んでいる

これどういうことかというと、ももクロ側からみるとよくわかんない話が多いのですが、オファーをしかけたKISS側からみると、バンド成立の歴史も踏まえて、すごく筋の通ったオファーだということなんですよね。

そんなわけで、このコラボ公演もKISSの東京ドーム公演にももクロが特別ゲストして参戦するという形になっています。いやあ、もうわけわかんなくて、おもしろいなあ。

ということで、KISSとももいろクローバーZのコラボは、日本にいるとわかりにくいのですが、KISS側の視点からみると、いろいろとすっきり理解できたという話でした。

さて、KISSの東京ドーム公演どうしようか、、、

ブロガー/ライター/アドバイザー

Webサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、2007年第5回Webクリエーションアウォード・Web人ユニット賞受賞。「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」「あたらしい書斎(インプレス)」など著書多数。2011年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザーに就任。ひらくPCバッグ・かわるビジネスリュックなど、ネット発のカバンプロデュースも好調。 #カゲサポ

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