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【NHL】シドニー・クロスビーが披露した「ヤバすぎるプレー」

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
ピッツバーグペンギンズのキャプテン シドニー・クロスビー(写真:ロイター/アフロ)

NHLのレギュラーシーズンが終盤に差し掛かり、プレーオフ進出を決めるチームが見られます。

昨夜(現地時間)バッファローで行われた試合に勝利したピッツバーグ ペンギンズも、イースタンカンファレンスでは、ワシントン キャピタルズ、コロンバス ブルージャケッツに続いて、3枚目のプレーオフチケットを手にしました。

この試合で勝利の立役者となったのは、キャプテンのシドニー・クロスビー(FW・29歳)!

▼鮮やかな先制ゴール!

“NHLを代表するプレーヤー” の一人として、アレックス・オベチキン(ワシントン キャピタルズ)とともに、デビュー以来、11季にもわたって注目を浴び続けるクロスビーは、、、

前々日の試合でハットトリックを達成した勢いを、バッファローに持ち込んで、第1ピリオド終盤に先制ゴールをゲット! (白#87)

鮮やかな先制ゴールを生んだ抜群のスケーティングスピードとボディバランスは、思わず見入ってしまうほど!

これぞ「ヤバすぎるプレー」だと言えそうです。

▼ペナルティーはお目こぼし?

実はこの日のクロスビーは、先制ゴールの前に、ラッキーなことがありました。

自陣のゴール前に攻め込んでいたバッファローセイバーズのFW(紺#90)に対して、背後からスティックでチェック! しかも、よりによって・・・

大事なところにチェック・・・

ある意味、これも「ヤバすぎるプレー」だと言えますね(苦笑)

アイスホッケーでは、選手がパックを扱うために持つスティックで、相手選手を不当に叩くプレーには、「スラッシング」。

さらに、スティックで相手選手を突く危険な行為には、「スピアリング」という重いペナルティが課せられますが、レフェリーは、このプレーをお目こぼしに。

クロスビーは、その後もプレーを続けることができました。

▼アイスホッケーの神様は見逃さなかった!

しかし、アイスホッケーの神様は、このプレーを見逃さなかったようです。

試合終了まで、あと1分半を切ったところで、バッファローの選手のスティックが、クロスビーの顔面に当たり、、、

前歯を折ってしまいました。

試合後、現地のメディアからは、

「クロスビーのプレーに対して、出場停止処分を科すべきではないか!?」

という意見も論じられているだけに、アイスホッケーに限らず、スポーツを楽しむ方は、クリーンなプレーを心掛けましょう。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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