NHKあまちゃん「潮騒のメモリー」の今後を予測する
<あまちゃん>「潮騒のメモリー」CD化 キョンキョン14年ぶりのシングル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130719-00000014-mantan-ent
「潮騒のメモリー」
作詞:宮藤官九郎
作曲:大友良英、Sachiko M
1. 潮騒のメモリー/天野春子(小泉今日子)
2. 潮騒のメモリー(オリジナル・カラオケ)
いつCD化されるのだろうと気にかけていたNHK朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌「潮騒のメモリー」が、天野春子(小泉今日子)さんのCDシングルとして発売されることになった。なんと、小泉さん、14年ぶりのシングルだという。
「あまちゃん」の劇中でも、鈴鹿ひろみが歌っているという話が実は、天野春子が歌っていたという展開となり、毎朝このメロディーがテレビから流れてくるようになった。まさにNHKによるこの曲のへビーローテションによるキャンペーンだ。
今年の年末、NHKの紅白歌合戦に、これで天野春子(小泉今日子)さんの出場は確実だろう。おそらく話題づくり的にはトップバッターに持ってきたい。いや、むしろ、あまちゃんコーナーという特別コーナーが展開されることだろう。
舞台には、天野春子とクレジットされた小泉今日子さんが歌いだし、主演の能年玲奈さんと橋本アイさんによる、「潮騒のメモリーズ」へバトンタッチ。そして、若き日の小泉今日子さんの春子役の有村架純さんへ、そして最後に登場した薬師丸ひろこさんのマイクはOFFで声が聞こえない(笑)
もちろん、舞台では、鉄拳がパラパラ漫画で字幕の歌詞を展開している…。GMT47の「暦の上ではディセンバー」とメドレーで続き、出演者がこぞって登壇…スクリーンには、いろんなシーンが投影されていき…最後は震災のシーンへ。
そのまま、あまちゃんの役の設定で、被災地へのメッセージが続く…最後は宮藤官九郎さん登場…的な仕掛けを、ついつい期待したくなっている。
また、TBSの日本レコード大賞にも出演だろう。これだけ歌番組がなくなると露出料が多い曲が圧倒的に有利である。NHKの朝の帯で平均視聴率20%代をキープし、なおかつその歌に関するエピソードが連日繰り広げられているわけだから、2013年で一番、耳にする、目にする曲に違いない。すると、日本レコード大賞は、2008年からは、EXILEとAKB48しか受賞しておらず、「潮騒のメモリー」が日本レコード大賞を取り、新たな受賞者登場という可能性が出てくる。
さらに、歌手は小泉今日子さんではなく、天野春子クレジットということになれば、「新人賞」とも重なり、ダブル受賞というストーリーも可能だろう。
また、12月にはユーキャンの新語流行語大賞があり、「今でしょ!」を抑えて「じぇじぇ」が大賞を受賞するかもしれない。しかし「千円返して」あたりのノミネートにも期待したい(笑)年末は、「あまちゃん」が各地の賞を総取りという現象になるのかも。
…とここまで、全くの予測ではあるが、「あまちゃん」そのものが9月28日までの放送予定なので、東北応援番組として企画されたこの番組としては欠かせない最大のクライマックスが控えている。
そう、あの311の震災だ。
このドラマで出演していた人たちのうち何人かは壮絶な死を迎えることになるだろう。ここまでの脚本の徹底ぶりを考えると、用意周到に準備されていることに期待したい。ちょっと異質な喜怒哀楽ドラマで家族的な絆を持ったところに、自然の猛威が襲いかかる。気になるのは原発問題が、どう描かれるのか?ここにも宮藤官九郎さんのエスプリを効かせてほしいところだ。ドラマなんだから空想の世界を思いっきり描いてほしい。「純と愛」の最後は辛すぎた。
NHKの朝ドラマなのに、久しぶりに民放以上のパワーを持った番組展開に連日圧倒されている。
CMなしのNHKなのに、バイク買い取りのCMが挿入されたり、往年の民放のベストヒット歌番組が再現されたりと、ドラマそのものよりも、その仕込まれているネタの展開も気になる。今回のCD発売も、このネタの展開の一貫なのだろう。
毎朝、仕掛けたネタチェックを視聴者に投げかけてくるドラマも珍しい(笑)