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twitterも堕ちた #SMAP の謝罪会見

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

KNNポール神田です!

謝罪生会見の歳、技術的な問題が発生したtwitter
謝罪生会見の歳、技術的な問題が発生したtwitter

かねてから解散騒動が取りざたされていたSMAPが、ついに自らの口で語った。2016年1月18日放送の「SMAP × SMAP」(フジテレビ系)で、生出演し5人が一連の報道について、謝罪したのである。

実はその直後、Twitterに何かがあったようで、技術的な問題が発生していることを伝える画面が表示されたのだ。

Twitterがダウンしたと思われるのは、約10分間。その間、スマホアプリ、PCサイトともツイートが表示できない状況が続いていた。現在(2016年1月18日22時36分)は復旧している。

出典:SMAPがスマスマに生出演し解散騒動を謝罪 / その直後にTwitterがダウン「技術的な問題が発生」と表示される

「天空の城ラピュタ」のバルスでも落ちたことのないtwitterが堕ちた。

それほど、#SMAPの謝罪会見のtweetが多かったのだろう。

twitter上でもいろんな意見が飛び交っている。

「手をつねる中居くん、キムタクだけ白いネクタイ カメラに目をあわせなかったつよぽん 泣きそうになる慎吾くん つよぽんの言葉のすぐ後、遮るように話しを終わりにしたキムタク なんか色々とモヤモヤだなぁ。」

「スマスマを見て、思うことはいっぱい!でもそれでも5人でメンバーがでてきてくれたことは感謝」

いろいと、想いはスッキリしなかったようだ。

なぜ、事務所側からの謝罪はなかったのだろうか?

個人的に、ひとつだけ組織体としての違和感が残った。

今回の騒動の発端となった社長や経営陣からの謝罪は果たして、必要なかったのだろうか?

なぜSMAPのメンバーが謝罪するのだろうか?騒がせた事務所の責任者からの謝罪はないのか?また、報道の限りだと、パワーハラスメントとして、厚生労働省の労働基準監督署の調査対象になってもおかしくなかったと思うのだが…。

ソーシャルメディアのメリットでもあり、デメリットでもあるのが、ファンやサポーターの声をアーティストがダイレクトに知ることができることだ。それをもとに、アーティストは、叱咤激励もふくめて糧にすることもできる。しかし、ソーシャルやネットでの動きを圧倒的な力学で封じ込められると思い込んでいる事務所の態度が国民に明確になってしまった日でもあった。番組を視聴した人たちのモヤモヤはそこにすべて残っているのではないだろうか? 80代の高齢者が、一億を代表して総活躍している社会は誇れるが、老害があることもそろそろお見知り置きしておいてもよい頃だと思う。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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