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キャサリン妃のボディー、出産1カ月で元通りに

木村正人在英国際ジャーナリスト

7月22日に第1子ジョージ王子を出産した英国のキャサリン妃が8月26日、夫ウィリアム王子の勤務先であるウェールズ・アングルーシー島の空軍基地近くの大手スーパー・ウェイトローズで買い物しているところをフォーカスされた。米雑誌USウィークリーや英紙デーリー・テレグラフが伝えた。

写真はご覧の通り

キャサリン妃はブラックのスキニー・ジーンズ、ブラック&ホワイトの横縞シャツを自然に着こなし、妊娠前ボディーに戻っていた。出産からわずか1カ月足らず。周辺がUSウィークリーに漏らしたところによると、キャサリン妃は母乳でジョージ王子を育てており、特別なダイエットは行っていないという。

お買い物ワゴンの中には赤と白のワインボトルとピザが2枚。

メディアの目が少ないアングルシー島では、結婚直後の2011年にもキャサリン妃の買い物姿がスポットされている。ウェイトローズはアッパーミドルが買い物する少し高級感にあるスーパーだ。しかし、庶民がまったく手を出せないというわけでもない。

この9月、アングルシー島空軍基地でのウィリアム王子の任務が終了すれば、3人はロンドンのケンジントン宮殿に引っ越す予定だ。買い物に出かけたキャサリン妃の代わりに家で生後1カ月のジョージ王子の世話をしているのはウィリアム王子か、それとも?

今後の子育てで気になるのはキャサリン妃の母親キャロル・ミドルトンさんの存在だ。アングルシー島の家でキャロルさんが留守番をしているのかどうかはわからない。

ジョージ王子を出産後、ウィリアム王子とキャサリン妃はエリザベス女王の訪問を受けるとすぐにキャサリン妃の実家に移動した。

キャサリン妃を身ごもった際、英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの客室乗務員を辞め、パーティー・グッズの通信販売を始めたキャロルさんに対するウィリアム王子の信頼は絶大だ。しかも自分が愛するキャサリン妃を育てた人である。

当のウィリアム王子は米CNNのインタビュー(8月19日放送)に「ジョージ王子は非常に早く育っている。しかし、少しやんちゃだね。頻繁に体をくねらせているよ。あまり寝たがらないのが小さな悩みだ」と話した。

自分でジョージ王子のオムツを替え、病院から自らベビーシートを運び、車を運転して親子3人でケンジントン宮殿に戻ったウィリアム王子。

王室をめぐる時代の変化について、「私は自分が望んでいるように独立している。キャサリン妃も弟のヘンリー王子も同じさ。私たちはみんな他の世代とは違うように育った。自分で運転してキャサリン妃とジョージ王子をわが家に連れて帰ることは自分にとってはとても大切なことだったんだ」と振り返った。

王室の伝統ではなく自分たち流の子育てを宣言したウィリアム王子はケンジントン宮殿内の居宅のそばにキャロルさん専用のフラットを用意して「子育て支援を要請」したと英大衆紙デーリー・スターは報じている。

それでなくても地味で不人気なカミラ夫人(チャールズ皇太子の後妻)がキャロルさんに嫉妬して、バトルが始まらないか心配になる。デーリー・スター紙は「ウィリアム王子、それだけは止めておいた方が良い」とアドバイスしているのだが、ジョージ王子の将来はキャロルさんの影響を大きく受けることになりそうだ。(おわり)

在英国際ジャーナリスト

在ロンドン国際ジャーナリスト(元産経新聞ロンドン支局長)。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。masakimu50@gmail.com

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