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尾崎里紗が、マイアミオープンテニスの予選初トライで、本戦に勝ち上がる

神仁司ITWA国際テニスライター協会メンバー、フォトジャーナリスト
見事予選を勝ち上がって、初の本戦入りを決めて笑顔を見せる尾崎(写真/神 仁司)
見事予選を勝ち上がって、初の本戦入りを決めて笑顔を見せる尾崎(写真/神 仁司)

尾崎里紗(WTAランキング87位、3月20日付け、以下同)が、マイアミオープンの予選に初めてのトライしたが、見事2回勝ち上がって、初の本戦出場権を手にした。

マイアミオープンは、女子ワールドテニスWTAツアーで、1年に4大会しかないプレミアマンダトリーのグレードで、世界4大メジャーのグランドスラムに次ぐハイレベルな大会だ。そのため予選でもレベルが高いため、勝ち上がるのは決して簡単ではないが、尾崎はセットを落とさないで勝ちきってみせた。

特に、予選決勝では、第10シードの尾崎が、第14シードのジュリア・ボザラップ(97位、アメリカ)に対して、得意のフォアハンドストロークで主導権を握り、第1セットを競った末に7-5で先取すると、第2セットは、尾崎のストロークがさらに良くなり、ボザラップの戦意を喪失させて一気に突き放し6-0で取った。「今日はよかったが、まだまだです」と控えめに語った尾崎だが、このままコンディションが上がっていけば、本戦での活躍も期待できる。

尾崎は、本戦1回戦でルイーサ・チリコ(63位、アメリカ)と対戦する。

ITWA国際テニスライター協会メンバー、フォトジャーナリスト

1969年2月15日生まれ。東京都出身。明治大学商学部卒業。キヤノン販売(現キヤノンMJ)勤務後、テニス専門誌記者を経てフリーランスに。グランドスラムをはじめ、数々のテニス国際大会を取材。錦織圭や伊達公子や松岡修造ら、多数のテニス選手へのインタビュー取材をした。切れ味鋭い記事を執筆すると同時に、写真も撮影する。ラジオでは、スポーツコメンテーターも務める。ITWA国際テニスライター協会メンバー、国際テニスの殿堂の審査員。著書、「錦織圭 15-0」(実業之日本社)や「STEP~森田あゆみ、トップへの階段~」(出版芸術社)。盛田正明氏との共著、「人の力を活かすリーダーシップ」(ワン・パブリッシング)

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