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災害への備え。電池・ラジオ・懐中電灯「新常識」

鴻池賢三オーディオ・ビジュアル&家電評論家
使用推奨期限が10年とながい高性能乾電池 「パナソニック エボルタ」

大規模な災害で付きものなのが停電です。停電が発生すると、テレビやパソコン(ネット通信含む)が使えず、情報収集もままなりません。

スマホや携帯電話も、回線が混雑して通信が滞ると、そのうちにバッテリーが尽きてしまいます。

こうした非常時に役立つのが、昔ながらの「乾電池」や「ラジオ」です。夜間は暗闇で見通しが効かず、明かりの確保も重要です。

最小限、乾電池・ラジオ・懐中電灯 は、備えておきたいものです。

備蓄に適した乾電池

ラジオや懐中電灯に限らず、最近ではスマホや携帯電話への充電にも利用できる乾電池。少し多めに備蓄しておきたいものです。

しかし、数年間使わずに保管していると、放電や液漏れを起こすケースもあり、いざと言う時に使えないのは困りものです。

かといって、2~3年に一度、全部買い替えるのは資源の無駄ですし、不経済でもあります。

長期間の保管や備蓄に適した電池を選びましょう。

・最新の高性能乾電池

パナソニックの「EVOLTA」(エボルタ)は、使用推奨期限が10年(保存条件…温度:20℃±2℃、相対湿度:60%±15%)と長く、長期間の備蓄にも適しています。

もちろん、普段使いもOKなので、使用推奨期限に近づいたら、家電のリモコンや時計など、身の回りの機器に使用すれば無駄になりません。

100円ショップの乾電池と比べると高価ですが、安心なのは何よりです。

今購入しても、使用期限は2023年7月。備蓄に適します。
今購入しても、使用期限は2023年7月。備蓄に適します。

・非常用「水電池 NOPOPO」

「水電池 NOPOPO」は、備蓄用の特殊な単三型電池です。付属のスポイトを使って、本体の穴に水を入れると発電します。

未開封状態で20年未満の長期保存ができ、災害への備え・非常用として注目されています。

ジュースやコーヒーなどの飲料、唾液など、「水分」を含んでいる液体であれば何でも発電できるので、断水でキレイな水が確保しにくい非常時も安心です。

非常用の特殊な電池のため、消費電力の大きな機器に適さず、"電池の保ち"も一般的なマンガン電池よりやや弱いなど、注意すべき点もありますが、携帯型ラジオやLED懐中電灯/ランタンなどと一緒に備蓄しておくと安心でしょう。

非常時に役立つ「昔のラジオ」

スマホや携帯電話でテレビやラジオも受信できますが、非常時はラジオをつけっ放しにしたいもの。そんな時に役立つのは、最新のデジタル機器よりも、昔ながらのラジオです。低消費電力で、乾電池でも長時間聴取できます。

普段は使わない「昔のラジオ」も、捨ててしまわずに、一家に一台は常備しておきたいものです。

新しく購入するなら、手回し式の発電機、LED懐中電灯機能、スマホや携帯電話への充電機能を備えた製品がおすすめです。

→ 非常用ラジオの例:ソニー ICF-B88

"LED" 懐中電灯

豆電球を使用する昔の懐中電灯を備えているなら、この機会に"LED"タイプに交換しましょう。

LEDは豆電球に比べて低消費電力で、同じ乾電池を使っても、数倍もの長時間使用ができます。

室内を照らすランタン型の製品も多数登場しています。キャンプなどでも重宝するので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

→ LED懐中電灯の例:パナソニック BF-BM10

→ LEDランタンの例:パナソニック BF-AL01K

備えあれば憂いなし。皆さんも日頃から、ご自宅の備蓄品をチェックや整備を!

オーディオ・ビジュアル&家電評論家

AV機器メーカーで商品企画職を務めた後、米シリコンバレーのマルチメディア向け半導体ベンチャー企業を経て独立。オーディオ・ビジュアル評論家として専門誌などで執筆活動を行うほか、エレクトロニクス 技術トレンドに精通し生活家電を含むホームエレクトロニクス、ネットワーク家電、スマート家電の評価、製品の選び方、賢い使い方、および未来予想をメディアを通じて発信中。NHKほかテレビ出演も多数。ビジュアルグランプリ(VGP)審査副委員長/米ISF認証ビデオエンジニア/米THX認証ホームシアターデザイナー/一般財団法人家電製品協会認定家電製品総合アドバイザー/甲種防火管理者

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