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神風に吹かれて“指値オペ”&トランプ・バブルの行方etc=日銀“空包射撃”、戦艦大和は温存か」

窪園博俊時事通信社 解説委員

(第326号・2016年11月21日発行)

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_/_/ 目次 _/_/

・トピックス………………… 「神風に吹かれて“指値オペ”」

「トランプ・バブルの行方」

「雑記」

・ポイント…………………… 「日銀“空包射撃”、戦艦大和は温存か」

■ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

<神風に吹かれて“指値オペ”>

トランプ米次期大統領の経済政策への期待で金融市場が活気付き、一挙にネタが増えてうれしい悲鳴という状況だが、単発のメルマガでは消化しきれない。ここでは、BOJウォッチの観点から最も優先順位の高いものとして、まずは金利上昇に対する日銀の「指値オペ」を俯瞰的に解説したい。

日銀の詳細な戦術分析はポイント解説で取り上げるが、「指値オペ」を金融経済情勢の変化で位置づけると、トランプ氏がもたらすインフレ期待という「神風が吹いた」(日銀幹部)中で実行された。本質的に金利上昇を抑えるオペは、日銀にとってはうれしい誤算といったところだ。

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時事通信社 解説委員

1989年入社、外国経済部、ロンドン特派員、経済部などを経て現職。1997年から日銀記者クラブに所属して金融政策や市場動向、金融経済の動きを取材しています。金融政策、市場動向の背景などをなるべくわかりやすく解説していきます。言うまでもなく、こちらで書く内容は個人的な見解に基づくものです。よろしくお願いします。

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