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「キングオブコント2014」決勝進出者決定!!

ラリー遠田作家・お笑い評論家

9月9日・10日、東京・赤坂BLITZにて「キングオブコント2014」準決勝が行われた。「キングオブコント」はコント日本一を決めるお笑いコンテスト。今年で7回目となる。

10日の準決勝終了後、同会場にてファイナリスト発表記者会見が行われた。準決勝に挑んだ71組の中から決勝に進んだのは、シソンヌ、巨匠、ラバーガール、リンゴスター、バンビーノ、さらば青春の光、ラブレターズ、犬の心、チョコレートプラネット、アキナの10組。

記者が「自分たちのネタのストロングポイントは?」という質問をしたところ、それぞれこんな答えが返ってきた。

シソンヌ・長谷川:「日常の中にある非日常」みたいなコントをやっています。そこを見ていただけたらと思います。

巨匠・岡野:人間の汚さ、妬み、そねみ、そういうものを表せたらなと思っております。

ラバーガール・大水:予想を裏切るボケのたたみかけ、そこに冷静なツッコミが乗っかり、どんどん笑いが増幅していく。このテンポの良さがストロングポイントです

リンゴスター・平田:僕らは年齢が23歳、24歳、26歳なので、そのフレッシュさを前面に出してがんばります。

バンビーノ・石山:設定が新しいけどちょっといい感じというか……「ネオ・ヴィンテージ」、これです。

さらば青春の光・森田:まあ、そういうのもろもろ、すべてを兼ね備えていると思います。コツコツ積み重ねてドン、みたいな感じを今年もやろうかなと。

ラブレターズ・溜口:僕らは幼少期にいじめられていたので、それをぐしゃぐしゃにして腹黒で出す、っていうのをここ何年かやっています。腹黒さ全開でやっていこうかと思います。

犬の心・押見:僕らはシティボーイズさんのDVDを見て勉強した演技力、それと東京03さんのネタを見て学んだ分かりやすいけどくすぐる笑い、あとは僕の独自のちょっとしたやつです。いろんな人の勉強をして自分なりに昇華してるかなっていう感じです。

チョコレートプラネット・長田:僕らは、3秒に1回訪れるボケ数の多さです。スパンスパンスパンと。あとはくすぐり芸です。

アキナ・秋山:僕らは、4分だったら4分の中に展開をどれだけ入れられるか、で、もう展開させられないだろうっていうときに最後もう1回展開させる、みたいなのにこだわってやっています。

「キングオブコント2014」決勝は、10月13日20時からTBS系列にて3時間生放送される。

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作家・お笑い評論家

テレビ番組制作会社勤務を経て作家・お笑い評論家に。テレビ・お笑いに関する取材、執筆、イベント主催など、多岐にわたる活動を行っている。主な著書に『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと『めちゃイケ』の終わり<ポスト平成>のテレビバラエティ論』(イースト新書)、『逆襲する山里亮太』(双葉社)、『なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?』(コア新書)、『この芸人を見よ! 1・2』(サイゾー)、『M-1戦国史』(メディアファクトリー新書)がある。マンガ『イロモンガール』(白泉社)では原作を担当した。

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