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ゴールデンウィーク前半 晴れる日多く初夏の陽気に

増田雅昭気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
21日午後1時ウェザーマップ発表の10日予報。

今年のゴールデンウィーク前半は、高気圧に覆われて、晴れる日が多くなります。また、気温はこの時期にしては高く、各地で初夏の陽気となりそうです。

GW前半は高気圧が主役に

4月前半の日照不足を取り戻すかのように、4月下旬は日差しが戻ります。

ゴールデンウィーク(GW)前半の25日(土)~29日(祝)は、高気圧が次から次へとやってきて、晴れる日が多くなりそうです。

ただ、高気圧と高気圧のはざ間では、晴天が途切れることもあり、25日(土)は関東で、27日(月)・28日(火)は九州~関東の太平洋側を中心に雲が増える所も。

今の予測以上に雨寄りに変わる可能性もゼロではないので、このあたりは、直前の予報で細かく確認してみてください。

初夏の陽気に

年によっては、GWの頃に寒気が南下します。

「新緑寒波」や「若葉寒(わかばざむ)」と言われたりしますが、今年は強い寒気の南下はない見込みです。

しかも、GW前半は雨の日が少なく、空気を冷ます要素が少ない状況。初夏の陽気となる所が多く、九州~関東では連日20℃超え。25℃前後まで上がる日もありそうです。

沖縄は梅雨入り間近か

一方で、晴天が続かないのが、沖縄・奄美です。

高気圧からはずれ、東西にのびる前線が停滞しやすく、曇りや雨の日が他の地域より多くなります。

沖縄の梅雨入りは、平年で5月9日頃。過去には4月20日に梅雨入りしたこともあり、前線の動向しだいではGW中に梅雨入りする可能性もあります。

GW後半の天気は?

GW後半(5月2日~6日)は、5連休という方も多いようですね。

まだ先なので、日々の予報ははっきり分かりませんが、様々な予報資料を見ると、その頃に前線が沖縄からいったん北上する気配があります。

そうなると、本州付近でも、一日~二日間ほどは雨の降る日が出てくると考えられます。このあたりは、日が近づいてきたら改めてお伝えします。

『GWの予報は なぜ最終日まで出ない?』

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

TBSテレビ・ラジオ気象キャスター。大学在学中に気象予報士を取得し、民放キー局の報道番組に学生予報士として出演。気象キャスターに携わりながら、企業への予報やアドバイザーも長年担当し、甲子園での高校野球の大会本部気象担当を務めたこともある。災害から身を守る気象情報の使い方など講演も行うほか、Twitterで気象情報を毎日発信。著書に『TEN-DOKU クイズで読み解く天気図(ベレ出版)』がある。1977年滋賀県甲賀市生まれ。

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