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高温に厳重警戒 今週は40℃超えのおそれも

増田雅昭気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
上空の気温予測(5日)。濃い暖色ほど高温。日本列島は南からの高温空気に覆われる。

暑さがおさまりません。このさき一週間も、東北~沖縄にかけて気温のかなり高い状態が続き、一部で40℃を超える高温となるおそれもあります。

熱中症にいっそう警戒が必要な一週間

一度でもまとまった雨が降れば、暑さに少しブレーキがかかりますが、今週はその気配が本州付近ではありません。雨による冷却や空気の入れ替わりがないと、日に日に熱が蓄積され、気温が上がりやすくなってしまいます。

今週は各地で35℃前後の暑さとなり、全国高温順位で上位になりやすい地域では、40℃を超える所が出てきてもおかしくありません。

熱中症にかかる人が、一段と増えるおそれがある一週間です。各メディアでの警戒の呼びかけはもちろん、年配の方などへの個人個人の声かけもいっそう意識したいところです。

高温を左右する台風13号

来週以降の暑さがどうなるかは、まだはっきりしませんが、ポイントの一つは台風13号です。

台風13号は、今週後半に沖縄方面へ進む見通しです。その後、台風がどういった進路で進み、その雨雲がどのように広がるかで、お盆前後の各地の天気や気温が変わってきます。

台風が雨雲の呼び水となり、本州付近でもまとまった雨が降れば、お盆頃には高温は落ち着きますが、そのような効果がなければ厳しい暑さがさらに続くことになります。

■最新の台風予報:http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/typhoon/

エルニーニョ=冷夏?

先日、エルニーニョ現象と夏の天候に関して、このようなニュースがありました。

ペルー沖で海水温が高くなる「エルニーニョ現象」と日本の冷夏の関係について、強く関連し合う時期と、あまり関連がない時期が数十年周期で繰り返しているとの研究成果を、海洋研究開発機構や東京大などの研究チームが英国気象学会の学術誌に発表した。

(中略)

2000年代以降は関連が不明瞭になっていた。

出典:毎日新聞

天候は様々な要素が複雑にからみあって、結果ができあがっていくものです。エルニーニョ=冷夏と単純に報じるのは、もう今年限りにした方が良いと思います。

エルニーニョ=冷夏?もうちょっと天気に謙虚になりませんか?

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

TBSテレビ・ラジオ気象キャスター。大学在学中に気象予報士を取得し、民放キー局の報道番組に学生予報士として出演。気象キャスターに携わりながら、企業への予報やアドバイザーも長年担当し、甲子園での高校野球の大会本部気象担当を務めたこともある。災害から身を守る気象情報の使い方など講演も行うほか、Twitterで気象情報を毎日発信。著書に『TEN-DOKU クイズで読み解く天気図(ベレ出版)』がある。1977年滋賀県甲賀市生まれ。

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