NHK『あさイチ』が特集した「ガキ夫」全国の家庭がヒートアップ!該当する場合はどうすれば?

3月16日のNHK『あさイチ』はスタジオが熱かった。

男性と女性で激しいバトルが繰り広げられたのである。

この日の特集は「ガキ夫」。

家の中では「まるで子ども」のように何もしない夫のことを番組でそう名付けたという。

テーマは「“ガキ夫”のなぜ?」。パジャマは脱ぎっぱなし、家事をお願いしても、やりたくないことはしない、ちょっと指摘するとスネる・・・。アンケートをしたところ、8割近い女性たちが“夫の行動や言動”を“ガキっぽい”と感じ、困っていると回答しました。そんな夫たちを“ガキ夫”と名つけ、徹底分析しました。

なぜ男たちはガキっぽい行動をするのか?どうすればガキっぽい部分をなおしてくれるのか?など、ふだん妻には言えない男たちのホンネを紹介しました。スタジオの議論では、どうすれば、お互いに気持ち良く毎日過ごせるようになるのか、そのヒントを探りました。

出典:NHK「あさイチ」番組ホームページ

冒頭から再現VTRで「あなたの夫 こんな行動していませんか?」といくつかの事例が登場する。

(1)妻が何度注意しても服は子どものようにリビングに脱ぎっぱなし!

(2)妻が「ねえ、今日は子どもの迎えに行ってくれない?」と頼んでもゲーム機に夢中になり、「今、いいところだから、もうちょっとだけやらせて」と家族よりも自分の趣味を優先する

(3)妻が「換気扇とかベランダとかやってほしいところがあるんだけど」と家事を頼んでも、やりたくないことはいっさいしないで、「だから、やったの!」などと、しまいにはスネてしまう。

(4)帰宅するとゲーム部屋にこもり、家族のことなどおかまいなし。テレビやゲームを楽しんでいる。妻は「激しくマイペース。幼稚園生だってここまで自己チューじゃない。夫としても大人としてもどうなのか」と憤る。

こんなガキのような困った行動をする夫を「ガキ夫」と名付けることにしたという。

「あさイチ」が行なったアンケート調査では、

8割の女性が自分の夫が「ガキ夫」だと回答し、半数以上の女性が悩んでいることが判明したという。'''

スタジオでは男女の出演者たちが熱い議論を闘わせた。

「ガキ夫の自覚は120%ある。ガキ夫じゃない男なんて逆にいるのか?」

という蟹江一平。

「ガキですが何か?50代です」

という水道橋博士。

「少年でいいじゃないですか?」

という井ノ原快彦。

これに女性陣が、

「鏡を見て自分が少年だと言っていることがカッコ悪いと思えないんですか?」

(青木さやか)

VTRでは「妻からガキ扱いされることに不満を抱く夫」も登場する。家にいると妻が何かとダメ出しをしてくるという。

この夫婦の場合、妻は休日の役割分担として妻は家事、夫は子どもの世話と決めているのに休日にいつまでも寝ていると不満をぶつけている。

話し合いの末、夫は「ガキ扱い」されないように片付けをちゃんと行なうと約束するが、その後も隠しカメラで観察していると夫はゴロゴロして片付けないままだった。

最後はスタジオで「夫が妻に甘えすぎているじゃないか」とか「妻を母親扱いしているんじゃないか」という声も。

「夫は休みの日は自室で趣味の四輪駆動車を作っています」という妻の立ち場の視聴者からの投書を有働由美子アナが読み上げると、ふだんは温厚な柳澤秀夫解説委員が「休みの日ぐらいいいじゃないか。妻は休もうと思えばいつだって休めるんだから」と応酬。「齢を取るとガキ夫+頑固になります」という妻の投書の読み上げに柳澤氏が「言わせとけばいいんだよ。男は度量がでかいんだから」とキレる一幕もあった。

ガキ夫は匿名の座談会で妻に対して

「女性の方こそ感情をコントロールしてほしい」

「他の男性と比べないで欲しい」

と要望を述べる。

そのうち、スタジオで来た妻からの投書には

「完全に私を母親扱いしている」とか「朝は蒸しタオルで拭いてやらないと顔を洗ってくれない」などの体験告白が続いた。

私はこの日、たまたま自宅で妻と一緒に番組を見たが、「ガキ夫」として登場した再現VTRは確かに自分自身も思い当たるフシがあった。

番組を見ながら、妻は「あら、あなただけじゃないのね~、そうか『ガキ夫』と呼ぶのね。あなたみたいな男」とのたまった。

夫である私は、「君が何かにつけて『台所が汚される』と言って僕を台所に立たせようとしないから、ガキ夫になってしまったじゃないか。こうなったのは妻のせい」と反論した。

自覚としては、私は番組で放送された(1)~(4)までの例のうち、(1)と(3)は完全に該当する。

(2)と(4)では私はゲームはしないので直接ドンピシャではないが、もし「ゲーム」を「パソコン作業」という言葉に置き換えるなら、これも完全に当てはまってしまう。

きっとわが家だけでなく、多くの家庭で「ガキ夫」という言葉をめぐって激しい議論が繰り広げられたに違いない。

けっきょく国会中継のために短縮版だったとはいえ、『あさイチ』はスタジオでの議論が収まらないままに終わってしまった。

スタジオでも家庭でも「ガキ夫」でヒートアップした一日だった。

この盛り上がりを受けて、『あさイチ』では間違いなく、近いうちに続編をやるに違いない。

その時にはお願いがある。

自分自身が「ガキ夫」であることは今回の放送で理解できた。

日本人の男性は、どうも妻を母親扱いして自立できない面があるらしい。

じゃあ、そうだとわかったところで、いったいどうすればいいのか。

妻が夫に、夫が妻に、と不満を言いっぱなしで終わることなく、「より大人」になるためにはどうすればいいのか。

妻と夫の両方に向けた処方箋を示してくれればありがたい。