日本代表&サンウルブズ&クボタでリーダー、立川理道。「調整」問題にも言及。【ラグビー旬な一問一答】
日本代表やサンウルブズ(国際リーグのスーパーラグビーへ日本から初参戦)でゲームキャプテンを務めるなどリーダーシップを買われていた立川理道は、国内所属先のクボタでもキャプテンに就任。スーパーラグビーのブルズを率いて優勝経験もあるフラン・ルディケ新ヘッドコーチらとともに、日本最高峰トップリーグでの躍進を誓う。
身長181センチ、体重94キロの26歳。おもにインサイドセンターとして、攻防の境界線上でのパスやランを長所とする。昨秋のワールドカップイングランド大会では、日本代表として予選プール全試合に出場。サンウルブズでも主戦級であり続けるなど、最近は休息の限られた選手生活を送っている。
4年に1度あるワールドカップの自国大会を2019年に控え、日本ラグビー選手会はプレーヤーの試合出場時間の調整を協議中。11月の日本代表ツアーでもリーダーシップを期待される立川は、そのコンディショニングに関する問題についても言及した。
以下、単独取材での一問一答。
――8月13日、船橋の本拠地グラウンドでNTTと練習試合をおこないました。23-28と敗戦も、自身のクボタでの復帰戦に手応えを掴んだようです。キャプテンも務めました。
「皆、いい考えを持っていましたし、僕1人だけではなくて(試合中も)色んな意見も出て、うまく試合ができたと思います」
――ルディケ新ヘッドコーチ。どうですか。
「1人ひとりに役割を与えてくれます。そのことによって皆の責任が出て、チームが上手く回っていると思います。簡単なミスを修正していって、開幕を迎えたいです(8月27日、東京・秩父宮ラグビー場で東芝と対戦)」
――キーマンは2年目のグラント・ハッティング選手でしょうか。身長201センチのスピードとパワーが溢れるロック。前年度より調子がよさそう。
「去年は怪我を持ちながらやっていたと思うんですけど、今年は手術とリカバリーが上手くいったみたいで、よりフィットしている。彼はキャラクター(性格)もいい。(試合で効果的に)使いながらやっていきたいな、と」
――ゲームに出ずっぱりのまま迎えるトップリーグ。いかがですか。
「僕はまだそんなにしんどいと感じたことはないですけど、どこをピークにするかと言ったら、11月の日本代表(のツアー)になると思います。ピラミットの頂点は日本代表。そこは全体的に、色んな選手や協会とコントロール(協議)していけたらとは思います」
――秋は、ジャパンのキャプテン、ですか。
「いやいやいや…。メンバーを決めるのはヘッドコーチですし、ここから新しいメンバーも入る。また選んでもらえるように、トップリーグでアピールしていきたいなと思います」