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トップリーグきょう開幕! パナソニック堀江翔太キャプテン、「任せる」の意味。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
6月の日本代表ツアー中の堀江キャプテン。(写真:アフロスポーツ)

日本最高峰のトップリーグで4連覇を目指すパナソニックは、8月26日、東京・秩父宮ラグビー場でヤマハとの開幕節に挑む。24日の練習後、堀江翔太キャプテンが群馬・太田市の本拠地グラウンドで抱負を語った。

30歳の堀江は今季、国際リーグのスーパーラグビーに挑むサンウルブズ、6月にスコットランド代表戦などをおこなった日本代表でもキャプテンだった。スクラム最前列中央のフッカーに位置しながら、スキルフルなプレースタイルをアピール。献身的な動きでも信頼され、リーダーとしては「皆の意見を引き出したい」との哲学を持っている。

以下、一問一答(一部編集箇所あり)。

――筑波大学4年生の山沢拓也選手ら、若手を交えて開幕節に挑みます。

「そこを頼りにしている。僕は何も、言うてないですよ。頑張ってほしいなという気持ちです。ただ、責任がそこばかりにいかないように、とも。自分の力を出し切ってくれれば、ハッピーですよね。負けた時ぐらいは、キャプテンのせいにしてもらったらいいとは思うんですけど」

――先日、キャプテンとして「色々なことを若い選手に任せたい」と発言されていたようですが。

「全てですよ。アタックも、ディフェンスも、ブレイクダウン(密集戦)も(おもにプレー面での指示や落とし込みについてか)。そこは、あまり、入ってないです。さっき、山沢にインタビューしてましたよね? それが全部(試合運びの要点)です!」

――自分は、身体を張る、と。

「そうすね。上手かろうが、下手だろうが、自分のできることをやります」

――スーパーラグビーのシーズンが終了した7月下旬以降、どのようなケアと身体作りを。

「トレーニングをしながら、心拍数を上げながら。その両方をしました。休めないので、治療も一緒にしながら、という感じ」

――7月には、肘を痛めていましたが。

「大丈夫です。(昨秋の日本代表でトレーナーだった)佐藤(義人)さんのところへいったら、3日ぐらいで治ったんで。あとは、(昨春に手術した)首がどこまで持つか、という感じです」

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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