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独身アラフォー女性は果たして10年後に結婚できているのか?

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

結婚相談所を運営する仲人士として私は、

婚活中、または婚活(結婚活動)を考える多くの方の相談をお受けしています。

結婚相談業をしていると、アラフォー女性からのお問い合わせが本当に多いです。

アラフォーを30代後半から40段前半と仮定したなら、

私のところにいらっしゃる中の約7割は独身アラフォー女性。

彼女たちは、総じて綺麗です。お化粧は上手、お洒落にも手を抜いていません。

そして

「結婚したいんです」

「できれば子どもがほしいです」

多くの独身アラフォー女性は、このようにおっしゃり、結婚や出産を望んでいます。

■驚愕! 独身アラフォー女性が10年後に結婚している確率は1%未満!■

しかし、ここに、驚愕のデータがあります。

独身アラフォー女性が10年後に結婚している確率は、1%もない

というデータです。

画像

平成22(2010)年国勢調査と、10年前、平成12(2000)年国勢調査と連動させて考えてみましょう。

★表のオレンジの部分を見てください。

当時、35~39歳の女性の未婚率は13.9%。

10年後に45~49歳となった際の女性の未婚率は12.6%。

1.3%が10年間で結婚したことになります。

★表の黄色の部分を見てください。

当時、40~44歳の女性の未婚率は8.6%。

10年後に50~54歳となった際の女性の未婚率は8.7%。

ほとんど変わっていないんです。

■じゃ、今の独身アラフォー女性の10年後はどうなるの?■

平成22(2010)年国勢調査では、

35~39歳の女性の未婚率は23.1%、

40~45歳の女性の未婚率は17.4%。

アラフォー女性の約5人に1人が独身といえるでしょう。

10年前のアラフォー独身者が約10人に1人と考えると、

確率的には2倍に増加しているんですね。

さて、タイトル

「アラフォー女性は果たして10年後に結婚できているのか?」

の答えですが・・・

データをふまえ、この10年と同じ流れのままだと、

現在のアラフォーがアラフィフになっても、約5人に1人が未婚のまま、

ということになりますね。

■過去10年とは違う! 独身アラフォー女性の救い・・・それが「婚活」■

ただ、過去10年と現在とでは、アラフォーの意識が変わってきています。

この5年で婚活という言葉が生まれ、

「結婚するためには待たずに活動する」という女性たちに浸透した

ことです。

ちなみに婚活という言葉は、2007年11月に発売された『AERA』で初めてメディアに登場し、

2008年3月に『「婚活」時代 』(山田昌弘中央大学教授、白河桃子共著)が出版されたことで

多くのメディアにとりあげられ、ブームとなりました。

女性はブームに敏感です。

自然な出会いを・・・と考える受身だったアラフォー女性たちが、今、各地で婚活を行っています。

積極的に婚活を考え、スタートさせているアラフォー女性が増えている現状を考えると、

10年後、

アラフィフの未婚率に「減少」という変化が起きている可能性もあります。

仲人士としては、期待したいですね。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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