マジックワード「~ていうかさ」を使いすぎていると「頭」が悪くなる理由!?

(ペイレスイメージズ/アフロ)

教育機関につとめる一教師として言わせて下さい。

このところ、

「・・・ていうかさ」という言葉づかいをこの世から全廃したい

という思いに駆られることが多くなっています(笑)。

この言葉、たいへん便利なので、僕も使うことがあります。

ので、自戒をこめて申し上げますが、教育という観点からいえば、この言葉を、この世から抹殺したい(笑)

といいますのは、教師として、この言葉に相対したとき、いかに学生が、「ていうかさ」を用いて論理的に「話せないか」、また、論理的な「思考」しないでいるかを、苦々しく思うのです。

「ていうかさ」は、「前後の論理」を無視して話を続けることのできるマジックワードです。

相手がどんなに主張や論理を展開していようが、この言葉を用いれば、好き勝手な論理展開を行うことができるからです。

「順接」もOK、「逆接」だってOK。

「単なる思いつき」や「願望」だって、この言葉を用いれば、相手の主張を「いなして」続けることができてしまうのです。

たとえば、こんな感じ(笑)。

【会話例1】

Aさん「論理的に考えるとさ、あの件は、Aというデータもあるし、Bと結論づけるべきだよ。どう思う?」

Cさん「ていうかさ、、、ピンとこないんだよね。なんか、グッとこない」

Aさん「ぐっとこない?どういう意味?」

Cさん「ていうかさ、まだピンとこないんだよ」

【会話例2】

Aさん「論理的に考えるとさ、あの件は、Aというデータもあるし、Bと結論づけるべきだよ。どう思う?」

Cさん「ていうかさ、Aのデータって、とんの、めっちゃしんどくなかった。おれ、もう無理だわ。二度やれっていわれたら、ムーリー!」

Aさん「いや、そうじゃなくて、AとBに因果関係があるかどうかってどう思う?」

【会話例3】

Aさん「論理的に考えるとさ、あの件は、Aというデータもあるし、Bと結論づけるべきだよ。どう思う?」

Cさん「ていうかさ、腹へらねー?」

以上、あえて戯画的に描き出しすぎているような気もしますが(笑)、ここまでひどい状況は、あまりないにせよ、この言葉がいかに前後のロジックを無視して、話を継続する事ができるかについて、おわかりかと思います。

ときには「ていうかさ」は、上司が多用した場合、ひとつ間違えれば、「ハラスメントの温床」にもなりえます。

だって、ロジックなんてどういうでもいいんだから。

別の見方をすれば、「ていうかさ」ほど便利な言葉はありません。

あまり角をたてずに、相手の主張をいなし、どんなセンテンスでも続けることができるので(笑)。

これほど便利な言葉はない。

ただ、教育という観点からすると、僕は、

ロジック(論理・論証)をしっかり学ばなければならない学生には「ていうかさ」を使って欲しくない。

わかって、使っているのならいいのかもしれません。

でも、わかんないで、何の気なしに

それを連発して欲しくないと思うのです。

ていうかさ・・・

「ていうかさ」を使いすぎていると、頭悪くなるよ(笑)。

今日は「ていうかさ」について、考えてみました。

一応、僕も、なんちゃって教師のはしくれですので、教える学生が、いかに「論理的」に思考できるようになるかを、常に考えています。

論理的に考えるとは「習慣」のようなものです。

いつも論理的に考えていない人が、

論理的に考えることを求められた瞬間だけ、論理的に思考できることは、100%ありません。

いつも論理的でなければ、いざ論理性を求められたときには、役に立たないのです。

自戒をこめて申し上げますが、日々、論理的であることを習慣づけたいものですね。

そのためには、日常の言語実践をみなおすことか、と僕は思います。

ていうかさ、、、

そして人生はつづく