伝わるプレゼンは「しょっぱな3分」で決まる!?

(写真:アフロ)

自社紹介がクソ長いプレゼン

謙遜からはじまっちゃうプレゼン

予防線を張っちゃうプレゼン

仕事柄、学生をふくめ、数多くのプレゼンテーションを拝見させて頂きますが、この「3つの病」に罹患したプレゼンが、日本全国津々浦々で、実に多いことに気づかされます

プレゼンは「最初の3分」がもっとも重要です。

その「最初の3分」で、どうでもいいことに時間をかけてしまい、プレゼンター自らが、オーディエンスの注意力を、敢えて、自分からチリチリバラバラ、こっぱミジンコにしてしまう事例があとを立ちません。

今日はそんなプレゼンの失敗事例を、自戒をこめて書いてみます。

以下の3つは、典型的な失敗事例です。

1.自己紹介や自社紹介がクソ長いプレゼン

・えー、わたくし、中原と申しまして、生まれも育ちも、北海道旭川市・・・(その後3分続く)・・・みたいなプレゼン

・えー、わたくしの会社でありますが、創業者は・・・と申しまして、この創業者が偉大だったのですな。しかし、2代目はどちらかと申しますと、少し遊びが過ぎたようで・・・(その後5分つづく)・・・ようなプレゼン

自己紹介や自社紹介がメインコンテンツならそれでもいいけれど、オーディエンスがもっとも知りたいのは「本論」です。

本論になるべく速くストレートに到達するほうが、よいのではないかと思います。

あるいは、本論の構造、本論で主張したいことの要旨を、なるべくストレートに速く見せることだと思います。

2.謙遜からはじまるプレゼン

えー、わたくしごときのようなものが、こんなところで皆様の前で発表させて頂くなど、本当はその資格がないのですな。今日はまことに汗顔の至りではございますものの、ちょめちょめ先生が、やってみなさい、と背中を押してくれるものですから、若輩者ではありますけれども、云々かんぬん(その後2分つづく)・・・みたいなプレゼン

本人は謙遜して言っているつもりだろうけど、聴衆の方にとってすれば、興ざめに感じる。

「壇の上にたつあなたのプレゼンをわたしは聞きにきた」のに、「自分はその資格はない」と言われると、「じゃあ、なぜ、あなたは登壇を承諾したのですか?」と言いたくなります。

忙しい合間をぬってきた自分が、どこか否定されているようで、悲しく感じてしまう。

壇の上にたったのなら、無駄な謙遜はせずに、ストレートに自信をもって主張するものを主張するべきです。

3.予防線を張っちゃうプレゼン

自分はいわゆる学者でございまして、先にプレゼンなさった実務家の方のようにうまくは発表できないのですけれども・・・みたいなプレゼン。

わたしが今回お持ちしたデータは、まだまだ研究がはじまったばかりのデータで、たいしたことが言えるわけではなく、このあと30分ほどお時間をいただいても、皆さんのお役にあまりたてないのではないかと思いますが、、、、みたいなプレゼン

要するに、何もはじめていないときから、自分自身で、プレゼンがうまくいかない理由や言い訳をしてしまうプレゼンですね。

こうした事例をよく見受けます。

本人にとってみれば「失敗」や「つっこみ」が怖いので、言い訳や予防線を最初に張りたくなる。

しかし、オーディエンスの方からすれば、「うまくできない」なら「しっかり前もって練習をしてこい!」と言いたくなります。

あるいは「たいしたデータ」しかないのなら、データが出てから登壇せよ、と言いたくなるのです。

以上をまとめると、

要するに

・壇の上にたつのなら、腹をくくれ!

・壇の上では、ストレートに主張せよ。

・壇の上にたつ前には、準備をしっかりしてこい!

ということですね。

要するに、それだけです(笑)

オーディエンスの方々は、忙しい時間の合間をぬって、壇の上の人の話を聞きにきてくれている。

だから、壇の上に立つ人には、僕は彼らの期待に応える「責任」があると思うのです。

・壇の上から話をすることの重さ

・壇の上から発する、言葉の重み

を知った方がいいと僕は思います。

本論にいく前に、ぐだぐだ、屁理屈こねてるとさ、伝わるものも伝わらないよ・・・(泣)

今日は、もれなく伝わらないプレゼンの3つの典型例を自戒をこめてお話しました。

最初の3分は、たかが3分!

されど3分です!

あなたのプレゼンでは、最初の3分、何にあてていますか?

屁理屈とか、言い訳とか、予防線とか、そういう無駄なものに時間をかけていないですか?

そして人生はつづく