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今年ブレイクする芸人を大胆予想!

中西正男芸能記者
実力だけじゃなく“運”もある!?お笑いコンビ「和牛」

昨年は、「新語・流行語大賞」トップ10に芸人のギャグがランクインしないという異例の事態が生まれた。その揺り返しとでもいうべきか、年末年始のお笑い番組は、いつにない盛り上がりを見せた。

続々と新たなスター候補が生まれる中、2014年、どんな芸人がブレイクするのか。注目すべき2組をピックアップした。

芸人の結婚式に呼ばれて大ウケ

1組目はピン芸人「馬と魚」(よしもとクリエイティブエージェンシー所属)。

「『コブクロ』が童謡『桃太郎』を歌ったら」「どんなことでも、エエ歌にする」といった歌ネタを得意とするピン芸人。

キャリアはまだ3年ほどの超若手だが、最初に注目を浴びたのはテレビやイベントではなく、昨年3月に行われたお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の中川パラダイスの結婚式だった。

そこで余興としてネタを披露し、場内が騒然となるほど大ウケ。その後、他の関係者の結婚式にも呼ばれるようになり、徐々に人気に火がついた。

「実は“芸人の結婚式に呼ばれる芸人は売れる”という法則があるんです。芸人さんの結婚式というのは、当然、芸人さんやテレビ局関係者がたくさん出席する。いわば、プロばかりの前でネタをやってウケるわけで、かなりのレベルで面白いということになる。しかも、関係者ばかりが集まった場なので『この前、面白かったあの子、今度番組に呼ぼう』と仕事に直結しやすい。過去にも、ムーディ勝山さん、エロ詩吟でブレークした『天津』木村さんなんかも、このパターンでブレイクしました」(在阪テレビ局員)。

実際、年末年始のネタ番組では引っ張りだこ状態。即興で曲を作れる音楽性にも注目が集まっており、お笑いに加えパラパラ漫画でブレイクした鉄拳のように、プラスアルファの要素でも脚光を浴びることになりそうだ。

出世番組にもレギュラー出演中!

2組目は漫才コンビ「和牛」(よしもとクリエイティブエージェンシー)。

これまで、「MBS新世代漫才アワード」「NHK上方漫才コンテスト」などで準優勝。“関西の賞レースで2位を総ナメ”という、ある意味、自虐的なキャッチフレーズも定着しつつあるが、どの賞レースでも上位に食い込むことが示しているように、関西では実力派として知られている。

その「和牛」がさらに注目を浴びたのが、昨年12月29日に放送されたMBSテレビ「オールザッツ漫才」での優勝だった。

関東での知名度は低いが、関西のお笑いファンの中で「オールザッツ漫才」といえば、誰もが知っている超有名番組。1990年から毎年12月29日に夜を徹して生放送されているが、これまでも同番組から生まれたチャンピオンは、ケンドーコバヤシ、友近、「笑い飯」などスターダムを駆け上がっている。

さらに、今年は初めて関東と九州でも放送。今まで以上にたくさんの人に見られての優勝となり、優勝の価値がより一層増したとも言えるが、さらに“深い意味”を指摘する声もある。

「放送前から『これまでになく注目を浴びる今回優勝するコンビは、よっぽど“ヒキの強い”コンビやで』と関係者の間では話題になっていたんです。芸人は“運を持っている”ということをすごく重要視しますから、『和牛』はチャンピオンという肩書だけでなく、目には見えない称号をゲットしたことになります」(関西を拠点に活動する放送作家)。

また、同コンビは、関西若手の出世番組とも言われるABCテレビ「おはよう朝日です」にレギュラー出演中。彼らの前に出ていたのが「ウーマンラッシュアワー」、その前には「サバンナ」、「ジャルジャル」らが出演していた枠で、そういった意味でも、ブレイクする流れは整っている。

笑いが笑いを生み、12月の「新語・流行語大賞」が発表される頃にはまだ見ぬギャグが大流行語となっているのか…。今年も目が離せない。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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