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「フォーリーブス」、結成50年で噛みしめる「ファンあっての僕ら」

中西正男芸能記者
「フォーリーブス」おりも政夫さん(向かって左)と江木俊夫さん

「SMAP」「嵐」ら、ジャニーズアイドルの大先輩にあたり、アイドルグループの創成期を支えたのが「フォーリーブス」。メンバーの青山孝史さん、北公次さんが亡くなり、今はおりも政夫さん(62)、江木俊夫さん(63)の2人となりましたが、結成から50年を迎え、大阪・新歌舞伎座で「フォーリーブス コンサート~永遠の絆~結成50周年記念」を27日に行います。「残ったのは僕ら2人だけ。それでも50年を迎えられたのは、きれいごとではなく、ファンの皆さんのおかげ。ファンあっての僕ら。それを学んだ50年だったと思います」と声をそろえました。

グループとして存在していることが奇跡

おりも「50年、長かったと言えば、長かったですね。半世紀ですから(笑)。ただ、実質的には、若い頃に12年ほどやって、解散してそれぞれが24年バラバラにやって、またメンバー平均年齢が50歳になった2002年、再結成したと。だから、丸々50年やったということではないんですけど、逆に言うと、波乱万丈でいろいろあったにもかかわらず、そして、2人が遠いところに行っちゃったということがあっても、今も『フォーリーブス』が名乗れている。そこに、感謝と喜びを感じますよね」

江木「僕の場合は、子どもの頃からずっとこの仕事をやってきたんで、もはや長さというのは感じなくて。ま、1つ言えるのは、歳のせいか、若い頃のことはあまり覚えてないんですけどね(笑)。しっかりと覚えているのは、再結成してからのこと。マー坊(おりも)も言ったけど、再結成して今も『フォーリーブス』でいられること自体が奇跡なんです。24年ぶりに再結成となった時、こっちも歳をとったけど、ファンの方々も歳をとってるわけよ(笑)。それでも、またやるとなったら10人、20人じゃなくて本当にたくさんの方々がついてきてくださった。だからこそ、今も活動ができているわけですし、当然のことなんですけど、この世界、一番大切なのはファンの皆さん。そこがなかったら、何も始まらないし、僕らが存在することもできない。それを痛感した50年でしたね」

今もできる喜びがあるから

おりも「あとね、驚いたのは、24年は全くやってなかったわけですよ。何の準備もせず、24年ぶりに集まって、さあもう1回、『フォーリーブス』をやりましょうという流れなのに、これがね、いきなりでもできるんですよ。そりゃ、体力は落ちてるし、動きのキレは落ちてるんだろうけど、4人はしっかり合うんです。自分らのことながら、そこにビックリしましたね。そのうれしさがあったから、せっかくやるんだったら、若い頃を上回ることをやろうとなって、振付の先生にも20代の時よりも激しいフリをつけていただいたりしましたね。無理しちゃいけないんだけど…」

江木「ただね、衣装だけは正直なのよ(笑)。当時のサイズだったら、腹がつかえて入らない…。いや、もう、そこは顕著ですから。腹は出たし、アタマも薄くなったし、ま、いろいろありますよ。さらに、再結成するとなると、昔の動きを思い出すために、若い時の映像なんかを何回も見ますよね。それを見ると、より一層、今の自分が『歳をとったなぁ』とは思う。だけど、それでも、それでも、今もできている喜びの方が勝つんですよね」

おりも「2人になっても、だからね…」

江木「生きているのは僕とマー坊しかいないわけですから。そして、50年という節目を迎えた時に、ずっと、支えてきてくださったファンの皆さんに何かしらお返しをしようと思ったら、僕らがやるしかないんですよ。さすがに、100年の節目には僕ら2人もいてないでしょうから(笑)。やるなら、今回しかないなと」

4人の一体感を見てもらいたい

おりも「当日は、あらゆる映像を織り交ぜることで、2人にも戻ってきてもらって、ステージ上では4人のパフォーマンスをお見せできればと思っています」

江木「50年経って、今の時代の技術だからこそできる4人の一体感、そこを見てもらえたなと」

おりも「僕らも、4人の時代に戻ってステージをやりますんで、お客さまにもタイムスリップしてもらえたらなと思います」

江木「今のアイドルは本当に大変だと思いますよ。歌って、踊って、演じて、司会して、笑わせて。すごいことを後輩たちはやっているなと思います。ただ、その源は、僕らだとも思ってます。そこはプライドを持っています。だからこそ、今、残っている僕とマー坊が『フォーリーブス』を発信していけたらなと。僕らがやらないと、誰もできないわけですから。…スミマセン、ちょっと真面目にしゃべりすぎちゃったかな(笑)。うまいこと、まとめといてください!!」

■フォーリーブス

1967年に「ジャニーズ」のバックダンサーとしてグループを結成。68年、レコードデビューを果たす。北公次さんの運動能力、青山孝(2002年に孝史に改称)さんの歌唱力、江木俊夫のコメディーセンス、おりも政夫のMC力と、それぞれの個性を活かしたステージが人気を博し、一躍スターに。78年の解散後はそれぞれが芸能界で活動し、2002年に24年ぶりに再結成。09年に青山さんが肝臓がんで、12年には北さんが逝去。27日には、大阪・新歌舞伎座で「フォーリーブス コンサート~永遠の絆~結成50周年記念」が行われる。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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