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「EDGE of LIFE」、“まさか”の連続にお返しをするために

中西正男芸能記者
向かって左はボーカル・萩尾圭志、右はギター・今村将也

俳優・斎藤工さんが主演している日本テレビ系連続ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(日曜・後10時30分)の主題歌『Selfy Trick』を歌うのが男性2人組ユニット「EDGE of LIFE」です。ボーカルの萩尾圭志さん(21)、ギターの今村将也さん(20)というカラーの違うイケメン2人ですが「ここまできたのは『まさか』の連続でした」と声を揃えます。

なんともラッキーな展開

萩尾「ドラマの主題歌を歌わせていただけるだけで光栄なんですけど、さらに、今回は斎藤工さんと窪田正孝さんのドラマということで、いろいろな方から『斎藤さんのドラマの!?』と言っていただきまして(笑)。僕たちのことを知ってくださっている方も、ご存じではない方も、いろいろな方が聴いてくださっているのが本当にうれしいです」

今村「特に、斎藤さんとはご縁があったのかなと。主題歌の話が決まる前、去年の夏にもお会いしてまして。ファッションショーのイベントだったんですけど、そこでごあいさつをしてたんです」

萩尾「去年の夏の自分たちからしたら、斎藤さんのドラマの歌を歌ってるなんて『まさか…』ですからね。そもそも、今、音楽の仕事ができているのも、なんともラッキーと言いますか。僕は『JUNON SUPER BOY コンテスト』をきっかけに芸能の仕事を始めたんですけど、学生時代から『歌を歌いたい!!』という思いはあったんです。高校生の頃に、オーディション雑誌を見たりはしていたものの、なかなか歌に直結するようなものはない。『もしかしたら、こんなきっかけもあるんじゃないか』と思って応募したのが『JUNON SUPER BOY コンテスト』で、ありがたいことにファイナリストに選んでいただき、そこからウソみたいに『EDGE of LIFE』の話をいただいた。驚きもしましたし、こんな幸運をいただけたのだから、その分、頑張らないといけないなとも感じてるんです」

今村「僕は『Candy』というブログサイトのイケメンコンテストがあって、そこに友達が勝手に僕の写真を送ったのがきっかけでした。そこをきっかけにエイベックスさんに見出してもらって、今に至るという流れ。それこそ、僕は知らない間に友達がやっていたことなので、ある日突然コンテストで選ばれて、今の活動につながってという感じなんです。僕は昔からギターをやっていたので『いつかは音楽を…』と思っていたので『まさか』という感情とともに、友達にはとにかく『ありがとう』を伝えたいです(笑)」

萩尾「思わぬ流れでしたけど、実際にやってみて僕が一番驚いたのがレコーディングでした。思っていたより、ずっと楽しくて!!僕も歌うのは好きなので、学生時代から“一人カラオケ”をしながら自分で録音して聞いたりはしてたんですけど…、いや、こんなん言うたら、ナルシストみたいですけど(笑)。純粋に、歌声のチェックというか、そういうことですよ!!でも、当たり前なんですけど、プロとしてレコーディングするとなると、機材も違うし、スタッフさんの技術も違うし、何もかも“一人カラオケ”とは全く違うわけです。『スゲェ』と思うと同時に、自分の足りないところもこれでもかと浮き彫りになる。『楽しさと大変さは表裏一体』ということをレコーディングで感じています」

ご恩返しもしないと…

今村「思わぬ出会いと言いますか、ここでも『まさか』があるんだなと思うこともありました。2014年、デビューした年にエイベックスのイベント『a-nation』に出していただいたんです。以前から、僕は『CNBLUE』(シーエヌブルー)という韓国グループのギタリスト・ジョンヒョンさんが大好きだったので、楽屋でそんな話をしていたら、いきなりドアが開いて、ジョンヒョンさんが入ってこられたんです。たまたま、僕らの楽屋の横が「CNBLUE」で、僕の会話が聞こえてきたので入ってきたと。そりゃ、驚きましたよ(笑)。そこでギターの細かいテクニックの話や、仕事に対する心構えだとか、いろいろ教えてもらいました。こんなことは、プロの世界でやっていないと起こり得ない話だし『まさか』と思うと同時に、ご恩返しもしないといけないなと」

萩尾「本当に、そうだと思いますし、たくさんお返しをしないといけないなと。特に、今回、初のアルバム『EDGE of LIFE』(2月17日発売)を出せたということで、今年はツアーができたらいいなと思っています」

今村「行ったことのない土地で、僕らの音楽を聴いてもらう。アルバムは、そのいいきっかけになると思いますしね」

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エゴの魂でスミマセン

萩尾「あと、これは完全な僕のエゴですけど、やっぱり地元・関西ではやりたいですね。ピンポイントで言うと、滋賀県で。出身は京都なんですけど、滋賀と言えば、僕の憧れの西川貴教さんの出身地で、ご自身のイベント『イナズマロックフェス』もやられてますしね。滋賀でやることで、ジョンヒョンさんじゃないですけど、何かしらのご縁があって、いい『まさか』が起こらないかなと(笑)。最後の最後、“エゴの塊”でスミマセン(笑)」

■「EDGE of LIFE」(エッジオブライフ)

ボーカルの萩尾圭志(はぎお・けいし)とギターの今村将也(いまむら・まさや)によるロックユニット。2014年に『Can’t Stop』でデビュー。萩尾は京都府出身で「JUNON SUPER BOY コンテスト」のファイナリストになったことをきっかけに音楽の世界に。今村は東京都出身で、およそ60万人の会員を有するブログサイト「Candy」で注目を集めたワイルドな魅力を持つギタリスト。2月17日にはシングル『Selfy Trick』、そして初のアルバム『EDGE of LIFE』を同時リリースした。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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