週明けは「春二番」や「春一番」の暖かさから半日で10度以上の気温急降下
週明け、月曜日の東日本から西日本は、日本海に低気圧が入ってくるため、強い南よりの風が吹いて暖気が入り、「春二番」や「春一番」が吹きます(図1)。
春二番
「春一番」は、その年の立春後に吹く初めての南よりの強風をいいます。
春分までの間に、「春一番」が吹いたあと、同様の風が吹けば、これが「春二番」です。
春分までの間に、「春二番」が吹いたあと、同様の風が吹けば、これが「春三番」です。
ただし、気象庁は「春一番」しか発表せず、統計をとっているのも「春一番」だけです。
2月16日に九州北部で、2月17日に関東、北陸、四国、九州南部・奄美で「春一番」が吹いていますので、これらの地方で、強い南風が吹けば「春二番」です。
しかし、中国、近畿、東海では、立春後初めての強い南風ですので「春一番」となります。
今週半ば以降に、再び強い南風が吹けば「春三番」の地方がでるかもしれません。
気温の急降下
月曜日は、強い南よりの風が吹いて暖気が入り、「春二番」や「春一番」が吹いて春の陽気となっても、午後には寒冷前線の通過で北寄りの風に変わり、真冬に逆戻りします(図2、図3)。
気温が急降下し、半日で10度以上も下がりますので、遅い帰宅になるときは、寒さ対策が必要です。
月曜日中の最高気温の予報と火曜朝の最低気温の予報
仙台 8度 0度
新潟 9度 0度
東京 19度 4度
名古屋 12度 2度
大阪 16度 4度
広島 12度 4度
高松 17度 3度
福岡 17度 7度
鹿児島 21度 4度
大荒れの天気
日本海の低気圧は、発達しながら東進し、20日夜には三陸沖に進み、西高東低の冬型の気圧配置になりますので、日本海側では再び雪の心配があります。
北日本の上空約5000メートルには氷点下36度以下という強い寒気が流れ込み、北日本から西日本では21日未明にかけて非常に強い風に警戒が必要です。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。