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平田監督から「いいね!」を連発される原口文仁選手 《阪神ファーム》

岡本育子フリーアナウンサー、フリーライター

きょう17日から阪神は、鳴尾浜にイースタン・リーグの楽天を迎えてファーム交流試合を行います。先月31日と今月1日にあった巨人戦が「甲子園で初めて行われるファーム交流試合」と言っていたんですけど、よく考えたら鳴尾浜でも今までありませんでしたよね。イースタン・リーグのチームを迎えたことは。それに楽天とのファーム対決も、秋のみやざきフェニックスリーグ以外で初めてです。

さて今回の『新・小虎日記』は、15日に甲子園で行われたソフトバンク戦での原口選手、試合後に行われたシートバッティングで投げた岩貞投手のコメントと、横田選手の“こぼれ話”をご紹介します。

平田監督が「好青年」と絶賛の原口

15日は公式戦初となるファーストでの先発出場で「もう必死ですよ!とりあえず迷惑をかけないでやれるようにならないと」という感想だった原口選手。でも各方面?からの送球をしっかり受け止め、併殺には2度参加。何といっても7回、拓也選手が放った一塁線への打球をダイビングキャッチしたのは、もう拍手喝采でした。ファーストの動きはだいぶわかってきた?「いや~まだまだですね」。次はサードで出たりして。「……」。冗談を言っている場合じゃなさそうです。すみません。

たとえホームランを打っても、3安打しても、代打でタイムリーを放っても、次の試合で先発出場が約束されるわけではありません。現に出番すらなかったこともあって、とにかく試合に出たい、打席に立ちたいとの一心だったでしょうね。鳴尾浜で夕方、みんなが引き揚げる時間にまだ室内練習場からボールを打つ音が聞こえると、平田監督は「やってるのは原口か哲(阪口)や。見んでもわかる」とよく言っていました。

「試合に出た時は何とか、打ってアピールしていきたい」と原口選手。少しフォームを変えた?「自分の形で振れるってことはなかなかないですが、力強いスイングができていると思います」。最近はこれまで以上に結果が出てきましたね。「変わった部分はないですけど、試合に出られているから練習でやったことが出せるんだと思う。継続していきたいです」。来月末が期限の支配下再登録に向け、全力疾走の心構えです。

このところ毎試合のように平田監督から「いいなあ、原口は」と言われいて、そのあとに続く監督の「あんな好青年は見たことない。真面目で一生懸命で。結婚するなら原口だよ。絶対に浮気なんかしないから(笑)」という言葉も定番になっています。そう伝えると「まだ野球をしっかりやらなきゃいけないのに…そんな結婚なんて」と照れながら真剣に固辞する原口選手でした。そういうとこが真面目。野球では前へ前への姿勢が必要ですが、中身はずっとそのままでいてくださいね。

この日、試合後に私の顔を見るなり「エラーした時ばっかり話を聞くけど、きょうのナイスプレーも聞いてよ」と風岡内野守備走塁コーチ。いやいや、いいプレーがあった時にもちゃんとお話しを伺っていますよ~。「そうだっけ(笑)。きょうの西田はよかったねえ。陽川の併殺もよかった。それに原口がナイスキャッチ。続けないとアカンよね。きのう(14日)は西田が6-4-3の併殺で危ない捕り方したけど、そのあとに“おっ!”というとこ見せていたね」。これからもいいプレーで解説をお願いできるよう祈っています。

岩貞が2度目のシート打撃登板

15日、シート打撃登板後の岩貞投手。次は甲子園でゲームに登板したいですね。
15日、シート打撃登板後の岩貞投手。次は甲子園でゲームに登板したいですね。

15日は試合が終わった後、甲子園でシートバッティングが行われました。これは珍しいことかもしれません。登板したのは伊藤和投手、岩貞投手、山本投手で、陽川選手や一二三選手、横田選手らに投げています。2月のキャンプ中に左ヒジを痛めていた岩貞投手は、フリーバッティングに登板後、11日に初めてシートバッティングで投げ(鳴尾浜)、これが2度目でした。打者10人に対し44球、ヒット性の当たりは1本で三振4つ、四球は1つという内容です。

「前回よりも強く腕を振って投げられました。また1歩前進したという感じです。指先にかかる球が、この間より多かった」と投げ終えた岩貞投手は話しています。「前回より、キャッチャーにコース寄りで構えてもらって、右打者と左打者のインコースにも投げられました。その点はよかった」

今後はゲームにも入っていくことになるでしょう。その前に「100球くらいは、思った通りに投げられるようにしないと。トレーナーとも相談してブルペンで球数を増やしていきます」とのこと。それは先発として投げるために?との問いに「はい、そうですね」と大きくうなずきました。

余談ですが、岩貞投手の足はスラーッとして本当にきれいです。特に膝から下がスッと真っすぐで、うらやましいくらいなのに本人は「細すぎてイヤなんです」と言っています。まあ男子としては“細くて、真っすぐで、きれいな足”は嬉しくないんですかね。安芸から宜野座キャンプに昇格して、19日の練習試合(楽天戦)に登板した際はしっかりズボンを下げた1軍スタイルでした。あれは単に「足を出したくなかったから」だそうです。では戦列に復帰して、早くヒザから下を隠せる1軍へ行きましょう。

ツッコミもこなせる横田

最後に、これまた試合とは関係のない話を。先週の中日戦(ナゴヤ)で、試合前の練習中に横田選手が堂上剛選手と何やら話をしていました。珍しい2ショットだったので、どういう会話だったのか聞いてみたところ「バッティングの話です」と横田選手。堂上剛選手は知っていたの?「はい」。向こうから声をかけてくれて?「はい」。まあそうでしょうね。しゃべったのは初めてだったそうです。

先週、ナゴヤ球場での珍しい2ショット。中日の堂上剛選手(左)と横田選手です。
先週、ナゴヤ球場での珍しい2ショット。中日の堂上剛選手(左)と横田選手です。

内容までは聞けなかったけど、バッティングについて教えてもらったと言っていました。あ、もしかして横田くんが堂上剛さんに教えてあげたとか?「なんでですかっ!」…おお~いいツッコミだわ。その場にいた記者の方々もびっくりしていましたよ。タイミングも声の大きさも言うことないくらい、素晴らしいツッコミに。横田選手、腕をあげましたねえ。そう言われて嬉しそうにニヤニヤ。

この間は、阪口選手に似た韓流スターがいると写真を見せていたら「ええ~似てないですよ」という反応だったので、一緒にいた横田選手にも見てもらいました。ほら、似てるでしょう?すると…おもむろに「阪口さんの方がオトコマエです」と。あらま!そんなことも言えるようになったんですね。日に日に成長し、かつ関西にも馴染んでいく横田慎太郎選手は、みんなに可愛がられています。ご家族の皆さん、ご安心ください。

フリーアナウンサー、フリーライター

兵庫県加古川市出身。MBSラジオのプロ野球ナイター中継や『太田幸司のスポーツナウ』など、スポーツ番組にレギュラー出演したことが縁で阪神タイガースと関わって約40年。GAORAのウエスタンリーグ中継では実況にも挑戦。それからタイガースのファームを取材するようになり、はや30年が経ちました。2005年からスポニチのウェブサイトで連載していた『岡本育子の小虎日記』を新装開店。「ファームの母」と言われて数十年、母ではもう厚かましい年齢になってしまいましたが…1軍で活躍する選手の“小虎時代”や、これから1軍を目指す若虎、さらには退団後の元小虎たちの近況などもお伝えします。まだまだ母のつもりで!

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