阪神・原口文仁選手の自主トレ公開 / 植田海選手の新成人祝い《1/11》

甲子園室内で打撃練習をする原口選手(左)と、新成人のお祝いを受けた植田選手。

新人合同自主トレの初休日だった11日、阪神甲子園球場の新室内練習場で原口文仁選手が報道陣に自主トレを公開しました。また午後には植田海選手が、球団から新成人のお祝いをしてもらっいます。それぞれのコメントをご紹介しましょう。

まず新成人祝いです。去年は横田選手1人でしたが、ことしも植田選手だけ。来年も望月投手だけと1人が続きます。2013年の1月に一二三選手ら6人がズラリと並んだのを思い出すんですけど、逆にあれが珍しかったということかもしれませんね。あ、再来年には才木投手と浜地投手の2人が一緒に成人式を迎えるので、藤浪投手&北條選手以来4年ぶりの2人です。

二十歳の目標は「スタメン出場」

さて、9日に地元での成人式を終えてから鳴尾浜へ戻ってきた植田選手。11日の午後に球団事務所を訪れ、13時前から四藤社長に新成人の祝辞、記念品として『K.UEDA』の名前が入った高級ボールペンを贈られています。そして、二十歳の誓い…というよりは今季の目標を色紙にしたためて記念撮影。あまり考えることなく『スタメン出場』と書いた植田選手ですが、少し字が小さかったため大きく書き直したものです。その後、我々の取材に応じてくれました。

四藤社長(左)から記念品を贈られる、新成人の植田選手。
四藤社長(左)から記念品を贈られる、新成人の植田選手。

社長からはどんな話が?「一番は、しっかりアピールして頑張ってくれという言葉です。あとは年下の手本になるようにと言われました」。二十歳になった自分自身の、ことしの目標を聞かれ「3年目なので、しっかり結果にこだわってやっていきたい」と答えています。アピールポイントは?「やっぱり足ですけど、打てないと試合に出られないので、バッティングもしっかり頑張っていきたいと思います」

もちろん1軍を目指してということになりますが、最初は代走で?やはりスタメンで出たい?「それはどっちとは…。とりあえず試合に出られるように、ですね」。バッティング練習もやっている?「はい。マシンとか、スイングとか」。左右とも?「はい」

ところでU-23ワールドカップでメキシコから帰った時、痩せて顔がげっそりしていた植田選手ですが「ちょっとだけ体重は増えた。少し戻りました。69キロくらいまで減っていたけど、今は71か72キロくらいです。顔はあまり変わっていないかも」とのこと。ウエートトレーニングは「徐々に上がってきている」そうで、2月1日に設定されているノルマも「いけると思います。しっかりやれば」と言っていました。しっかりやってくださいね!

記念品と、誓いの言葉を書いた色紙を持って記念撮影。
記念品と、誓いの言葉を書いた色紙を持って記念撮影。

バッティングの目標数字はありますか?例えばウエスタンなら、とか。「ウエスタンだったら3割打てるように、ですね」。その先に1軍があるということになりますが、試合数はどれくらい出たい?「イメージはできませんけど、多く出られたら」

最後は、成人になってやりたいことはあるかという質問に「そんなにないですけど。まあお酒が飲めるようになったくらいですかね、変わったことは」と笑っていました。

初体験?自主トレ単独公開

続いて、午前10時から公開された原口選手の自主トレ。今までは実家付近でトレーニングをして、早めに鳴尾浜へ戻ってきていたので、俊介選手に声をかけてもらって参加した“伊賀自主トレ”は、ほとんど初めての経験でした。それに体が万全な状態で迎えた新年も久しぶりだったこともありますね。とにかく「ものすごく調子がいい」と連発していたのを覚えています。

その伊賀自主トレ、ことしも俊介選手と一緒に12日にスタートしました。23日までの予定だそうです。そして、11日は伊賀へ移動するため午前中で甲子園での練習を終えました。取材陣が室内練習場へ入った時にはアップ中、続けてネットに向かってのスローイングで、何度か床に強く投げたり。やがて「原口くん、お友だちがいないと聞いたので(笑)」と言いながら登場した栗山通訳とキャッチボール。

少しずつ離れていき、最後は40メートルくらいの距離で栗山さんの頭を越えて後ろのネットに当たるようなボールを何球か放って終了。次はバッティング練習です。栗山さんに投げてもらってのティー、さらにロングティーをやったあと取材対応。先にテレビのインタビューが行われました。

テレビインタビュー

年末年始は?「年末は31日まで練習できる日はして、1日と2日は休んで3日からからスタートしました」。埼玉の実家で?「はい、そうです。地元の中学校のグラウンドが空いていたので、そこでやっていました」。初詣は?「いきました」。おみくじは?「引きましたね」。結果は?「あまりよくなかったです…」と苦笑い。でも「あまり意識はしないので。よかったらいいんですけど。悪くても切り替えて、気にせずにという感じですね」

栗山通訳(右)がお手伝いに。トスしてもらってロングティー中です。
栗山通訳(右)がお手伝いに。トスしてもらってロングティー中です。

地元に帰って、周りの反応など去年との違いは?「そこまで大きく変わることはなく、今まで通りゆっくり過ごせました」。新年を迎えた気持ちの違いは?「そうですね、やっぱり去年は難しい立場からのスタートでしたし、何とか必死でやって、ああいう結果になったので。ことしもその気持ちは忘れず、去年と立場は違うけど、より結果にこだわってやっていきたいと思います」

キャッチボール、スローイングをしていましたが、右肩の状態は?「キャンプから続けてこられているので、いい状態です。ここからはキャンプに入っていくにあたり、実戦形式も入ってくると思うので。そこのレベルへ持っていきたいと思います」。まだそのレベルには達していないと?「そうですね、キャッチボールはいい状態。これを、あとはスローイングの形につなげていくということですね」

2月のキャンプまで、どのように調整していく?「今、ティーとスイングでバッティングを固めています。これから、しっかりとフリーバッティングとかでスイングを作っていって。守備の方でも、キャッチャーからのスローイングだったり、内野でノックを受けるんだったらサードとか、そっちの方向でしっかりと強いボールが投げられるようにしていきたいと思います」

改めて、今季にかける意気込みは?「やっぱりキャッチャーのポジションは1つしかないので。そこで勝負したいという気持ちが強い。何とか2月1日からいけるように、キャッチャーとして今の期間を大事に準備して、キャッチャーとして多くマスクをかぶれるようにやっていきたい」。具体的な目標や数字は?「レギュラーという数字は、キャッチャーとして100試合以上マスクをかぶらないといけないので。そこを1つの目標にしたいです」

ネットに向かって黙々とスローイングを繰り返します。
ネットに向かって黙々とスローイングを繰り返します。

シーズン終了直後、時間が足りないと話していたが。「今も気持ちは変わらず、本当にキャンプまで時間がないので。その中でゆっくりはしていられない。肩の状態もそうですけど、しっかりと2月1日から実戦に入っていけるように作っていきたいと思います」

去年はシンデレラボーイと言われました。どんなストーリーの続きを思い描いていますか?「去年は本当に“育成上が”という目で見られていたと思います。ことしはそういう見方はされない。厳しく見られるので。そういうところで本当に課題をクリアして、成績を残していきたいと思います」

めざせ!リアル野球盤

続けて行われた、記者陣による囲み取材でのコメントです。

スローニングで、低く強いボールがいっていたのでは?「そうですね。自分の中では、いい状態に来ているのかなというのはすごくありました」。実家に戻ってからも肩のトレーニングを?「肩のトレーニングはしっかり続けて、キャッチボールは思ったより気候が寒くて、完全に思い切り投げられるというのは少なかったんですけど、軽いキャッチボールとかやって、肩を休ませないようにはしていました」

地面に向かってボールをぶつけているところ。
地面に向かってボールをぶつけているところ。

例年と比べて違う?「去年やっぱり試合に出て課題だったワンバウンドのストップとか、そういうところで股関節、足首の影響というのがすごく大きかったので。そこを10月からメニューを組んでもらって、このオフずっと続けてきたという感じですね」。見えない疲労はあった?「それはやっぱり、ファームでもやっぱりあれだけゲームに出たことがなかったからキツイ時もありましたけど、もっと結果を出したいという一心でやっていたので気にはしていなかったですね」

年末年始のテレビで『リアル野球盤』は見た?「…はい、見ました」とニヤリ。来たか~って顔でしたよ。出てみたいなと思った?「まず野球で結果を出さないといけないので。本当にシーズンで結果を残して、あれに呼んでもらえるよう頑張りたいと思います」。帝京の杉谷先輩に連絡は?「そうですね、会って普通の話をしていました」

ティーバッティング。
ティーバッティング。

実は年末に、とんねるずの石橋貴明さん、日ハム・杉谷拳士選手、DENA・山崎康晃投手と原口選手の帝京高校野球部のOB4人で食事会があったのです。そこではどんな話を?「高校時代の昔話をしましたね」。石橋さんから何か言葉は?

「いや、まあ頑張れと。そういう感じです」。その会に顔を出せたということがまず進歩。「そうですね、呼んでいただけるくらいまでなれたので。さらに頑張って、毎年呼んでいただけるようにしたいと思います」

『去年を超えてゆけ~♪』

改めて、捕手の魅力を。「やりがいのあるポジションなので難しさが一番ですけど、チームが勝った時、最後までマスクをかぶって勝った時とか、先発投手に勝ちがついたりだとか、そういう時は本当にやりがいを感じますね」。股関節の動きは変わってきた?「これはもうキャンプでやって、その中で実感があった。実感があったので、さらに続けようという気にもなりましたし、もう感覚がやっぱり違う。これは続けていきたいなと」

去年の捕逸の悔しさもある?「そうですね、そういうところから何か変えたいという思いでメニューを組んでもらったので。それが少しずつ体になじんできたから、本当にキャンプも楽しみです」。股関節を柔らかくという感じ?「そうですね、可動域を広げるという」。ボールへの対応が違ってくる?「秋季キャンプまでの期間やっていて、キャンプで違いました。これから本当にそういう練習が入っていくと思うので、そこでまた確認したいなと思っています」

キャッチボール。屋外ならもっと距離を伸ばせたでしょう。
キャッチボール。屋外ならもっと距離を伸ばせたでしょう。

ことしのキャンプでは最初から(沖縄へ行って)1軍ピッチャーの球を受けられますね。「先輩だけじゃなくて、去年なかなか捕れなかった人もいて、いきなりゲームということもあったので、しっかり数多くブルペンに入っていきたいです」

100試合マスクが目標となると、今季からかなり数字を増やすことに。ケアは?「そうですね、しっかり準備とケアと、そういうところをしっかりやらないと試合数をこなせない。しっかり自分の中で練ってやっていこうと思います」

特にこういうことをやっていこう、というのは?「去年も今まで通りできていたので、そこにプラスアルファ少し考えていることもある。そういうことも考えていこうと思います」。受けたボールをピタッと止める課題もあったが、キャッチングはどういう課題をつぶしていく?「去年だいぶ、ストライクのボールをボール(と判定されたり)というのが僕の中であった。そこは本当に悔しいところだったので、オフから続けてキャッチングもしていましたし。何とかゲームでそういう、いいところが出せるようにやって。それが本当にゲームの中で出てくれたらいいなと思います」

映像を見返してもダメだったと思う?「たくさん…ダメなところだらけでした!そこは本当にたくさん反省することがあった。自分の中ではもう把握しているので」。長く止めればいいというワケではない?「一番はミットがぶれないというのですかね、捕った位置に止まってくれたら。一番っていうことですね」

昨年と同じではいけない、それ以上が最低条件と話す原口選手です。
昨年と同じではいけない、それ以上が最低条件と話す原口選手です。

軸を意識したバッティングはなじんできている?「だいぶいい感覚で、スイングだったりティーだったりできているので。そこは本当にまたフリー打撃とか実戦に入ってきて、楽しみなところでもありますね」。あれだけ結果を残した昨年だったから、マークもされるかと。「いろいろ厳しいところも苦手なところも出ていると思うので、そこを乗り越えて結果を出していかないと、やっぱり試合に出続けられないので。そこを意識してやりたいと思います」