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戦争やんだ! 山形・置賜で反安倍の集い 全国各地で反戦争法案のうねり

大野和興ジャーナリスト(農業・食料問題)、日刊ベリタ編集長
戦争やんだ!のポスター

東京にいると、東京しか見えない。戦争法案反対にしても国会前がすべてのような気になる。だがいま、反安倍の勢いや全国津々浦々に及んでいるとさえいえる状況にある。山形県南部の西置賜郡では市民が実行委員会をつくり、この23日に「戦争やんだ!」の集会が持たれる。首都圏の辺境埼玉県秩父では先週、反安倍のアピールが各地域でもたれた。

”戦争やんだ!”。戦争いやだ!と地元の言葉で呼びかけるのは、地域を支える百姓衆や市民たち。堅実な生活者として地域の経済や政治、文化を草の根で担っている人たちが立ち上がったひとつの例だ。8月23日、西置賜の中心市長井市のあやめ公園で集会を開催する。

埼玉県秩父地域一帯で8月7日、何箇所かで「安倍政治を許さない」などさまざまの形のパフォーマンスでアピールした。

こんな動きはいま全国に広がっている。これは60年安保闘争でもなかったことだ。

ジャーナリスト(農業・食料問題)、日刊ベリタ編集長

1940年、愛媛県生まれ。四国山地のまっただ中で育ち、村歩きを仕事として日本とアジアの村を歩く。村の視座からの発信を心掛けてきた。著書に『農と食の政治経済学』(緑風出版)、『百姓の義ームラを守る・ムラを超える』(社会評論社)、『日本の農業を考える』(岩波書店)、『食大乱の時代』(七つ森書館)、『百姓が時代を創る』(七つ森書館)『農と食の戦後史ー敗戦からポスト・コロナまで』(緑風出版)ほか多数。ドキュメンタリー映像監督作品『出稼ぎの時代から』。独立系ニュースサイト日刊ベリタ編集長、NPO法人日本消費消費者連盟顧問 国際有機農業映画祭運営委員会。

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