新型R1ベースの最強ネイキッドが早くも!『EICMA』ミラノショー【YAMAHA編】
今年の鈴鹿8耐を制した最強・最新のスーパーバイク、新型YZF-R1をベースにしたストリートファイター「MT-10」が発表。エンジン、シャーシ、足回りはR1とほぼ共通ということで、ネイキッド史上最強マシンであることは間違いないだろう。エンジンはストリート向けに低中速寄りにリセッティングされているが、ライディングモードやトラクションコントロール、スリッパークラッチ、前後連動ABSなども標準装備されているはずだ。今までのMTシリーズとはまた一味違った雰囲気のアグレッシブなデザインも魅力。日本での発売が楽しみである。
ヴェールを脱いだ、XSR900とXSR700
以前から噂になっていたMT-09ベースのトラッカー風モデル、XSR900を発表。丸目ヘッドライトや剥き出しのボディワークなど、シンプルでクラシカルな雰囲気も独特。タンクカバーもアルミ製とし金属の質感こだわって作られている。MT-09ベースの847ccの水冷3気筒にはトラクションコントロールやスリッパークラッチが採用されるなど、現代的な走りの性能が与えられている。クセのあるMT顔がちょっと、と思っていた人にも朗報だろう。
MT-07ベースのXSR700も同時に発表された。XSR900同様にヴィンテージテイストが取り入れられたデザインで、270度クランクの並列2気筒エンジンを搭載。こちらも燃料タンクにアルミを採用、フレームやブレーキシステム、サスペンションなどはMT-07と同様の仕様となっている。かつてのバーチカルツインの名車、XS650の雰囲気もどことなく漂わせるところがまた良い。
また、ヤマハ60周年モデルとして、イエローに黒のストロボラインを配した「インターカラー」の各種モデルを発表。ニューモデルとなるXSR900とXSR700、そしてV-MAX、XJR1300、XV950、SR400の従来モデルが対象となる。