Yahoo!ニュース

可変バルブ搭載の最新パフォーマンスクルーザー!『EICMA』ミラノショー【DUCATI編】!

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
DUCATI「X-Diavel」

ディアベルに過激なX、ムルティは本格オフロード仕様が登場

■X-Diavel

ドゥカティ・ワールドプレミア2016のタイトルに付けられている「Black」を意味するXディアベルが登場。クルーザー・ワールド(ロースピード、リラックスできるライディング・ポジション、ロングツーリング)とドゥカティ・ワールド(イタリアン・スタイル、洗練されたエンジニアリング、比類なきパフォーマンス)という、2つの異なる世界を一つに融合させたドゥカティ流のスポーツクルーザーである。

156hpを発生する強力なテスタストレッタDVT 1262エンジンと60通りに設定可能なライポジ、40度の最大バンク角が特長。ベルトドライブを採用する初のドゥカティです。また、トラクションコントロール(DTC)、ライディングモード、コーナリングABS、クルーズコントロール、パワー・ローンチ(DPL)にボッシュ慣性測定ユニット(IMU)が加わることで、高いパフォーマンスと安全性を提供。Sバージョンも設定された。Xの名が示すとおり、エクストリーミーな魅力に満ちたアグレッシブで未来的なデザインも素敵だ。

■Multistrada 1200 Enduro

より過酷なオフロード走行にも対応でき、あらゆる路面を走破するために開発されたのが、ムルティストラーダ1200エンデューロである。新たにフロント19インチ/リア17インチのスポークホイールおよび、200mmのホイール・トラベルを備えたドゥカティ・スカイフック・サスペンション(DSS)エボリューション・システムを標準装備し走破性能を格段にアップ。さらに、航続距離450kmを超える30リットル燃料タンクにコーナリングABS、コーナリングライト(DCL)、トラクションコントロール(DTC)、ウィリーコントロール(DWC)、ビークルホールドコントール(VHC)が過酷な環境下での安全な走行をサポート。また、アルミニウム製ラゲッジ・セットなど広範囲な専用アクセサリーも充実させた。まさに究極の長距離アドベンチャーエクスプレスだ。

Multistrada 1200 Enduro
Multistrada 1200 Enduro

■Scrambler Sixty Two

今年前半の話題をさらったスクランブラーに軽快で取り回しも楽な400cc版が登場。スクランブラーのデザインを継承するSixty2は、専用のグラフィックとロゴが装着されたスリムなスチール製タンクを装備。ワイドなハンドルバーとロングシートが、快適でリラックスできるライディング・ポジションを提供する。低重心と独特のブロック・パターンを持つ新しい160/60-17リヤタイヤ、ABS標準装備により、軽快なハンドリングとラフロードも走れる楽しさを実現している。

Scrambler Sixty Two
Scrambler Sixty Two

これ以外にもスクランブラーのフラット・トラック・プロ・バージョン、新型ハイパーモタード・ファミリー、新型パニガーレ959などが発表された。

FLAT TRACK PRO
FLAT TRACK PRO
HYPERMOTARD 939
HYPERMOTARD 939
959 PANIGALE
959 PANIGALE

出典:Webikeバイクニュース

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

佐川健太郎の最近の記事