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【ラグビーW杯】日本代表、勝負の3戦目・サモア戦のメンバー発表!LO大野が最年長出場記録更新へ

斉藤健仁スポーツライター
スコットランド戦、肩を組んでロッカーに戻る選手たち(撮影:斉藤健仁)

10月1日、3日にラグビーワールドカップの3戦目・サモア代表戦(@ミルトンキーンズ)を迎えるラグビー日本代表は、イングランド・ウォリック近郊の宿舎で試合登録メンバー23名を発表した。

南アフリカ戦から中3日だったスコットランド戦とは違い、中9日と準備万端でラグビー日本代表はサモア戦に臨む。「一番重要な試合」とエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が言うように、現在、予選プールBにおいて勝点4で並んでいるサモア代表を倒さない限り、目標としている決勝トーナメント進出という道はほぼ閉ざされてしまう。個が強いサモアに対して、日本はチームで、組織で戦うことが焦点となろう。

FLリーチ・マイケル主将、HO堀江翔太副将、FB五郎丸歩副将、SH田中史朗らの中軸は、やはり、3戦連続スタメンに名を連ねた。NO8には右足首のケガから復帰し、今大会初出場となるNO8ホラニ龍コリニアシ、司令塔にはSO小野晃征が復帰し、インサイドCTBに立川理道が入った。両翼はWTB松島幸太朗、南アフリカ戦で好タックルを連発したWTB山田章仁が先発する。

またLO大野均は、もし試合に出場すれば、元日本代表SH村田亙(現・専修大学ラグビー部監督)の持つ、最年長キャップ記録(37歳4ヶ月25日)を更新する。

「決勝トーナメント進出へ向けて、負けられない一戦。フィジカルの強いサモア代表に対して、FWとして気持ちの部分で負けないように臨みたい。日本代表の最年長出場として記録に残ることを大変名誉に思う。決勝トーナメントに進んで、みなさんと喜び合えるようにサモア代表戦に集中する」(大野)

試合は10月3日14時30分(日本時間22時30分)に、ミルトンキーンズにあるスタジアムmkでキックオフされる。

◇先発登録メンバー

(ポジション 名前 年齢 所属 キャップ 出身)

PR1稲垣啓太(25歳、パナソニック、8、関東学院大出身)

HO堀江翔太(28歳、パナソニック、40、帝京大出身)

PR3畠山健介(30歳、サントリー、70、早大出身)

LOトンプソン ルーク(34歳、近鉄、61、リンカーン大[NZ]出身)

LO大野均(37歳、東芝、95、日大出身)

FLリーチ マイケル(26歳、東芝、45、東海大出身)

FLマイケル・ブロードハースト(28歳、リコー、24、キャンピオン高[NZ]出身)

NO8ホラニ龍コリニアシ(33歳、パナソニック、42、埼玉工大出身)

SH田中史朗(29歳、パナソニック、51、京産大出身)

SO小野晃征(28歳、サントリー、30、クライストチャーチボーイズ高[NZ]出身)

WTB松島幸太朗(22歳、サントリー、14、桐蔭学園高出身)

CTB立川理道(25歳、クボタ、41、天理大出身)

CTBマレ・サウ(27歳、ヤマハ発動機、25、タンガロア高[NZ]出身)

WTB 山田章仁(30歳、パナソニック、14、慶応大出身)

FB五郎丸歩(29歳、ヤマハ発動機、55、早大出身)

控え

HO木津武士(27歳、神戸製鋼、39、東海大出身)

PR1三上正貴(27歳、東芝、31、東海大出身)

PR3山下裕史(29歳、神戸製鋼、47、京産大出身)

LO/FLアイブス ジャスティン(31歳、キャノン、31、タイエリ高[NZ]出身)

NO8アマナキ・レレイ・マフィ(25歳、NTTコム、5、花園大出身)

FLツイ ヘンドリック(27歳、サントリー、34、帝京大出身)

SH日和佐篤(28歳、サントリー、49、法政大出身)

WTBカーン・ヘスケス(30歳、サニックス、12、オタゴ大[NZ]出身)

スポーツライター

ラグビーとサッカーを中心に新聞、雑誌、Web等で執筆。大学(西洋史学専攻)卒業後、印刷会社を経てスポーツライターに。サッカーは「ピッチ外」、ラグビーは「ピッチ内」を中心に取材(エディージャパン全57試合を現地取材)。「高校生スポーツ」「Rugby Japan 365」の記者も務める。「ラグビー『観戦力』が高まる」「ラグビーは頭脳が9割」「高校ラグビーは頭脳が9割」「日本ラグビーの戦術・システムを教えましょう」(4冊とも東邦出版)「世界のサッカー愛称のひみつ」(光文社)「世界最強のGK論」(出版芸術社)など著書多数。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。1975年生まれ。

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