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ラグビー日本代表 スコットランド戦のメンバー発表!堀江、大野、ツイ、マフィら「W杯組」9人が先発へ

斉藤健仁スポーツライター
W杯のスコットランド戦でトライを決めたNO8マフィ。リベンジには欠かせない存在だ(写真:アフロ)

6月16日、6 月18 日(土)の19:20に愛知・豊田スタジアムでキックオフされる「リポビタンDチャレンジカップ2016 日本代表対スコットランド代表」第1戦の日本代表試合登録メンバー23 名が発表された。

◇FWは6人がW杯組。相手FWに真っ向勝負!

ラグビー日本代表の先発15人中9人、23人中12人が2015年のワールドカップ組となり、サンウルブズ組も先発15人中8人となった。

FWはカナダ戦には出場していなかったHO堀江主将、LO大野、FLツイ、NO8マフィらが先発する強力な布陣となった。またカナダ戦で途中から出場し、ワークレイトが高かったFL金が7番を纏うことになった。

BKは肩を負傷したSH田中史朗(パナソニック/ハイランダーズ)に替わって、SH茂野がスターターに回り、SO田村とNECの2人が日本代表でもハーフ団として先発する。SH茂野以外のBKの先発メンバーはカナダ戦と同じとなった。

控えを見るとアジアラグビーチャンピオンシップ(ARC)で活躍していたFL山本とSH内田がメンバー入り、そして唯一の大学生であるFB松田が先週に続いてベンチからの出場をうかがう。

◇日本代表 試合登録メンバー23名

★2015年ワールドカップメンバー

☆サンウルブズメンバー

※ARCに選出されたメンバー

1 稲垣 啓太(パナソニック、関東学院大出身、11キャップ)★☆

2 堀江 翔太(パナソニック、帝京大出身、42キャップ)★☆ ◎主将

3 畠山 健介(サントリー、早稲田大出身、73キャップ)★

4 大野 均(東芝、日本大出身、96キャップ)★☆

5 小瀧 尚弘(東芝、帝京大出身、5キャップ)※

6 ツイ ヘンドリック(サントリー/レッズ、帝京大出身、36キャップ)★

7 金 正奎(NTTコミュニケーションズ、早稲田大出身、4キャップ)※

8 アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズ、花園大出身、7キャップ)★

9 茂野 海人(NEC、大東文化大出身、1キャップ)☆

10 田村 優(NEC、明治大出身、36キャップ)★☆

11 笹倉 康誉(パナソニック、関東学院大出身、1キャップ)☆

12 立川 理道(クボタ、天理大出身、44キャップ)★☆ ◎ツアーキャプテン

13 ティム・ベネット(キヤノン、ペナントヒルズ高[AUS]出身、3キャップ)※

14 パエア ミフィポセチ(NTTドコモ、埼玉工業大出身、1キャップ)☆

15 松島 幸太朗(サントリー/レベルズ、桐蔭学園高出身、17キャップ)★

控え

16 木津 武士(神戸製鋼、東海大出身、42キャップ)★☆

17 三上 正貴(東芝、東海大出身、32キャップ)★☆

18 垣永 真之介(サントリー、早稲田大出身、7キャップ)☆

19 谷田部 洸太郎(パナソニック、国士舘大出身、5キャップ)※

20 山本 浩輝(東芝、筑波大出身、4キャップ)※

21 内田 啓介(パナソニック、筑波大出身、16キャップ)※

22 小野 晃征(サントリー、クライストチャーチボーイズ高[NZ]出身、33キャップ)★

23 松田 力也(帝京大4 年、伏見工出身、1キャップ)

◇ほぼベストメンバーで臨むスコットランド代表

同日、スコットランド代表も18日のメンバーを発表した。昨年のW杯で日本代表と対戦した試合で先発だった選手は9名と、ケガ人を除けばほぼベストメンバーと言っていいだろう。FWは身長207cmのリッチーとジョニーのグレイ兄弟や、2015年にハイランダーズの優勝に貢献したFLハーディー、BKはキャプテンで正確なキックの持ち主であるSHレイドロー、今年のシックスネーションズ(6カ国対抗)の最優秀選手に輝いた世界最高峰のFBであるホッグなどがスターターに顔を揃えた。

フィン・ラッセルの替わりに司令塔を務めるSOジャクソン、22歳の若きスピードスターWTBホイランドらの活躍にも注目が集まっている。

◇スコットランド代表 試合登録メンバー23名

(ポジション、名前、キャップ数、生年月日、身長cm/体重kg)

☆2015年W杯 対日本戦 先発

★2015年W杯 対日本戦 途中出場

※上記以外の2015年W杯メンバー

1 アラスダー・ディキンソン(57、1983/9/11、185/111)☆

2 スチュアート・マキナリー(7、1990/8/9、191/105)※

3 ウィレム・ネル(13、1986/4/30、180/120)☆

4 ジョニー・グレイ(23、1994/3/14、198/ 119)☆

5 リッチー・グレイ(53、1989/8/24、207/ 126)★

6 ジョン・バークリー(50、1986/9/24、190/102)

7 ジョン・ハーディ(10、1988/7/27、183/103)☆

8 ライアン・ウィルソン(18、1989/5/18、191/105)☆

9 グレイグ・レイドロー (51、1985/10/12、175 80)☆◎主将 

10 ルーリー・ジャクソン(28、1988/2/12 、182/86)

11 デイミアン・ホイランド(1、1994/1/11、178/85)

12 マット・スコット(34、1990/9/30、186/101)☆

13 ダンカン・テイラー(17、1989/9/5 、191/ 98)

14 トミー・シーモア(27、1988/7/1 、183/ 95)☆

15 スチュアート・ホッグ(43、1992/6/24、180/93)☆

控え

16 フレイザー・ブラウン(15、1989/6/20、183/ 103)★

17 ローリー・サザランド(1、1992/8/24、183/110)

18 マリー・ロウ(32、1984/11/28、193/123)

19 ティム・スウィンソン(22、1987/2/17、193/ 116)※

20 デイビッド・デントン(34、1990/2/5、196/114)☆

21 ヘンリー・ピアゴス (17、1989/7/9 、178/80)※

22 ピーター・ホーン(18、1989/10/5、183/ 92)★

23 ショーン・メイトランド(21、1988/9/14、188/101)※

◇テレビの放送予定

6月18日(土) 日本対スコットランド 19:20キックオフ

(@愛知・豊田スタジアム) 

日本テレビ(地上波) 19:00~(生中継)

J SPORTS(衛星波) 18:50~(生中継、J SPORTS 3)

スポーツライター

ラグビーとサッカーを中心に新聞、雑誌、Web等で執筆。大学(西洋史学専攻)卒業後、印刷会社を経てスポーツライターに。サッカーは「ピッチ外」、ラグビーは「ピッチ内」を中心に取材(エディージャパン全57試合を現地取材)。「高校生スポーツ」「Rugby Japan 365」の記者も務める。「ラグビー『観戦力』が高まる」「ラグビーは頭脳が9割」「高校ラグビーは頭脳が9割」「日本ラグビーの戦術・システムを教えましょう」(4冊とも東邦出版)「世界のサッカー愛称のひみつ」(光文社)「世界最強のGK論」(出版芸術社)など著書多数。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。1975年生まれ。

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