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台風16号 21日~22日沖縄に接近 その後本州付近へ進む可能性は?

崎濱綾子気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ
気象庁と海外予報の違い

【台風16号 21日~22日沖縄に接近の見込み】

台風16号進路予想図(気象庁)
台風16号進路予想図(気象庁)
台風16号5日先進路予想図(気象庁)
台風16号5日先進路予想図(気象庁)

台風進路予想図(気象庁)

台風5日先進路予想図(気象庁)

18日(木)未明にフィリピンの東海上で発生した台風16号は、20日(土)かけて北西方向に進む予想です。

その後進路へ東に変え、暴風域を伴いながら21日(日)に沖縄・先島諸島の南の海上に進む予想が出ています。

21日(日)に先に先島諸島から強風域に入る可能性が高くなっています。その後沖縄本島も強風域に入る見込みです。その時の中心気圧は970hPa、最大風速は35m/sの予想です。

今のところ先島諸島・沖縄本島への最接近は21日(日)・22日(月)頃にかけてとなりそうです。台風の中心が近づくと暴風を伴う恐れもあり、沖縄では荒れた天気に警戒が必要です。

【気象庁と海外予報の違い】

気象庁と海外予報の違い
気象庁と海外予報の違い

気象庁の予想では台風の中心は22日(月)にかけて沖縄本島と大東島の間を進む予想です。その後本州の南海上へ向かう可能性も。

一方で、海外の気象の予想ではもう少し西に進んで北上する予想が出ています。

沖縄の先島諸島付近を北上し沖縄をぐるっと囲んで北上すると、九州の西に進む可能性があります。

(※18日(木)時点の予想)

【なぜ予報がずれているの?】

今週末には高気圧が左右2つに分かれる予想です。

西側の高気圧がどこまで張り出してくるかで台風の進路が大きく変わってきそうです。

18日の那覇市内
18日の那覇市内

【進路が定まらないのは?】

台風が進路変更する時には速度が遅く、沖縄では時速9キロ以下のノロノロ台風になる事がよくあります。その時に動きが非常に不安定となる為、沖縄付近の台風は進路が定まらない事が多く見られます。

今週末、出張や旅行で沖縄にお出かけになる方は風が強まる20日(土)頃から空の便に影響の出る恐れがあり注意が必要です。

台風情報は日ごとに変化が大きくなりますので常に最新の情報をご確認ください。

気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ

Yahoo!ニュースエキスパート。沖縄生まれ沖縄育ち。お天気キャスター中に本格的に気象予報士資格を取得したいと思い、2005年に沖縄初の女性気象予報士になる。TBS系列『RBC THE NEWS』(月~金)に2016年3月まで出演し上京。日々の番組内での天気解説や報道取材を通して見えてきたもの、天気の移り変わりを綴る。沖縄の観光大使「ミスはごろも」として沖縄観光PR活動も1年間経験。夢は沖縄の天気に関する本を出すこと。趣味は御朱印集めなど。

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