「ブラックバイト」について無料で学べるものをまとめてみた
いよいよ年度末。もうすぐ新年度ですね。
新年度になると学生の皆さんは進級したり、入学したりと、生活が変わることがあります。
そして、新たにアルバイトを始める人も多いのではないでしょうか?
ただ、アルバイトということでは、ブラックバイト問題が世の中で話題になっております。
先日は、高校生が労働組合に入って、残業代を1分単位で計算させるという労働協約を結んだことがニュースになりました。
「ブラックバイトはいやだなぁ」
「始めたバイトがブラックバイトだったらどうしよう」
このように思うこともあるでしょう。
そんな場合、ブラックバイトに立ち向かう知識を学生に!
ということで、自治体や国、その他諸団体が、実はさまざまなコンテンツを無料で提供しています。
いろいろあるのですが、いかんせん載っているところがバラバラなので、以下にまとめてご紹介します。
動画編
まず、最初は動画ですね。
動画は東京都の独壇場です。
※上記のサイトで見ることができます。なお、動画は最後にまとめて載せます。
笑論法という学生サークルのコントを交えることにより、親しみやすく構成されています。
弁護士の解説場面で、弁護士(私)の話す感じがやや堅いのはご愛敬です。
これは最近、読売新聞で報道もされましたね。
次に、学べる・・・かは分かりませんが、賃金泥棒の動画もありました。
他にないかなぁ、と探していると厚労省のもありました。
普通の講義形式です。
誰とも名乗らない講師の人がわかりやすく解説してくれています(たぶん)。
画像編
画像はあまりないのですが、ブラック企業被害対策弁護団が公表しているものがあります。
ブラックバイトを,辞めますというタイトルで3つの画像解説を見ることができます。
・居酒屋編
出てくる画像は、
・・・こんな感じのようで、弁護士たちが熱演しています。
マンガ編
マンガは・・・ないです。
ただ、ブラックバイトに特化したものではなく、厚労省が出している労働法のマンガ解説があります。
微妙なところもありますが、ツボは押さえていますので読んで損はありません。
チラシ・リーフレット編
これはたくさんあるので、代表的なものを3つ。
まずは、国。
雇う側に注文をつけられるところが、さすが国。
学生はQ&Aが役に立ちますね。
ただ、やはり微妙なところもありますね。
「また、お店のものや商品を壊したときは、弁償しなければならない場合もありますが、少なくとも、本来の値段以上を罰金として支払う必要はありません。」
というのは、間違ってはいないのですが、仮に弁償しなければならない場合でも全額というのは稀ですので、なんとなく表現に違和感がありますね。
次にブラック企業対策プロジェクトが出しているものがあります。
・「新学期用ブラックバイト啓発パンフレット」を作成しました!
コンパクトにまとまっています。
ダウンロードできます。
最後に、首都圏青年ユニオンが出しているものもあります。
実際の解決事例などが載っているので参考になります。
本格派編
がっちり学びたい人はこれですね。
ブラック企業対策プロジェクトが出している冊子です。
・無料冊子第5弾 『ブラックバイトへの対処法―大変すぎるバイトと学生生活の両立に困っていませんか?』を公開しました!
これは「ブラックバイト」という用語の生みの親である大内裕和教授も執筆陣に加わっています。
また、ブラックバイトで問題となる多くのケースについてもれなく解説しています。
これはお勧めですので、是非、ご一読を。
4月からアルバイトをする方へ
アルバイトで理不尽なことにあったとき、以上のような無料で学べるものがたくさんあります。
また、相談窓口も充実してきました。
国も自治体も諸団体も、ブラックバイトはおかしいことだ、という思いで、こうしたものを作っています。
是非、活用してください。
また、悩むようなことがあった場合は気軽に専門家に相談をされることをお勧めします。
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