スマホ用使い捨てバッテリー、2.5ドルで販売:イスラエルのスタートアップmobeegoが開発
最近のスマートフォンは充電の持ちがだいぶよくなった。それでも充電がなくなりそうで困った経験をした人も多いだろう。
イスラエルのスタートアップmobeegoが使い捨てのスマートフォン向けバッテリーを開発した。AndroidとiPhoneの両方に対応しており、1回の充電に必要な時間は40〜50分で、1つの電池で4時間で充電できる。充電しながらスマートフォンの利用も可能である。同社ではこのバッテリーを「スマホ向けのエナジードリンク(energy drink for the mobile phone)」と表現している。
製造は中国で行われており、バッテリーは電池の部分とスマートフォンと接続するアダプターで構成されており、電池は2.5ドルでアダプターは5ドルである。アダプターは何回でも利用できるので、充電が必要な時は2.5ドルの電池を購入すればよい。同社は2016年にはキオスクやコンビニ、電車の駅、スタジアムなどでこの電池を数百万台販売していく計画をしている。
mobeegoはイスラエルで2014年に設立されたばかりのスタートアップ。今後はアメリカ、ドイツ、フランス、ベルギー、ロシア、南アフリカ、チリなどでも販路を拡大していく予定。またこの電池はリサイクルも可能なことから「環境の優しい電池」をアピールしている。
日本ではコンビニなどで充電器が簡単に見つかることが多いが、世界中ではスマートフォンの充電がなくなって「使いたいときにスマホを使えない」でイライラしている人はまだたくさんいる。