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DMM英会話「Engoo」英語教育市場過熱のメキシコでサービス開始:学びやすい料金で、スマホからも

佐藤仁学術研究員・著述家
(写真:ロイター/アフロ)

オンライン英会話サービス「DMM英会話」を提供するDMM.comはメキシコ向けオンライン英会話サービス Engoo Mexico を2016年1月6日にリリースした。

■英語教育市場過熱のメキシコ

メキシコは地図を見てのとおり、アメリカと国境を接している。そのためアメリカとの経済関係や教育、 観光など多くの場面で英語が必要となり、 英語を話せることはメキシコ人にとって大きなアドバンテージになっている。実際に多くのメキシコ人がアメリカで働いている。またメキシコ国内においても英語ができるだけで就業できる仕事の幅が大きく異なり、英語ができることはメキシコ人にとって大きなメリットである。

一方で公的な教育制度だけでは十分な英語のスキル習得につながらず、 そのような英語学習者の要望に応えるようにメキシコの英語教育市場は過熱している。Engooはこのようなメキシコ市場において学習者にオンラインでの英会話学習という新しい学習機会を提供できるものと考え、メキシコでオンライン英会話のサービスを開始した。

■中南米のオンライン英会話スクールの手本を目指して

Engoo Mexicoは、日本の「DMM英会話」と同様にマンツーマンで英語レッスンができるオンライン英会話サービス。毎日好きな時間に英語レッスンが可能で、いつでもどこでもレッスンができる。1レッスン29.3ペソ(約190円/1日3回レッスンプランの場合)からとメキシコ人にとっても学びやすい価格となっている。またスマートフォンが広く普及しており、若者の多くがスマートフォンを利用しているメキシコにおいて、スマートフォンで「いつでも、どこでもできる」英会話学習も期待されている。

Engoo Mexico 担当マネージャ Yves Manrique Dumasは、「様々なサービスのひしめくメキシコの英語教育市場は我々にとってチャレンジフルな環境と言えるでしょう。 しかしEngooメキシコはフレキシブルで 低価格でありながら様々な国の講師と英語を学べるという強みを持っています。 最高の顧客サポートと質の高いレッスンを提供し、 ラテンアメリカ圏でオンライン英会話スクールの手本となるようなサービスを目指します」とコメントしている。日本発のオンライン英会話学習が、ラテンアメリカの人々の英語学習のスタイルを変えるかもしれない。

Engoo Mexico は、DMM英会話のグローバル展開ブランドであるEngooのメキシコ版。DMM英会話の運営で培ったグローバルネットワーク、運営技術をベースとし、2015年中にグローバル展開を本格化し、世界中でのEngooブランドを拡大している。現在は台湾、 スペイン、 ロシア、 ブラジル、 タイ、 イタリア、 トルコ、 インドネシア、 韓国、 ベトナム、 メキシコの11カ国でサービスを提供している。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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