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SNSでフォロワー2億超のクリスティアーノ・ロナウド:中国「Weibo」でも情報発信を開始!

佐藤仁学術研究員・著述家
(写真:ロイター/アフロ)

レアル・マドリードに所属するポルトガル出身のクリスティアーノ・ロナウドが、中国版ツイッターと呼ばれているWeiboでも情報発信を開始した。

全SNSでフォロワー2億超え

C・ロナウドはあらゆるソーシャルメディアを活用して世界中に情報発信を行っている。スポーツ選手の中でも圧倒的なフォロワー数を抱えており全てのSNSを合計するとフォロワー数は2016年5月時点で、2億を超えている。

Facebookのフォロワー数:1億1,145万

Twitterのフォロワー数:4,221万

Instagramのフォロワー数:5,820万

Google +のフォロワー数:605万

YouTubeの登録者:48万

Facebookは全世界での利用者が15億人であるから、世界中のFacebook利用者の15人に1人がC・ロナウドをフォローしていることになる。

これらのSNSは中国では利用できないので、中国では地場のWeiboやWeChatが人気である。Weiboは中国版ツイッターとも言われている。WeChatはLINEのようなメッセンジャーとしても中国人には多く利用されている。

なお、日本でTwitterのフォロワー数が一番多い有吉弘行さんが約568万である。有吉さんのフォロワー数のほとんどは日本人であろうが、C・ロナウドは全世界で4,200万超だから、有吉さんの日本でのプレゼンスも相当なものだ。

スポンサー企業にも魅力的なSNSのフォロワー数

C・ロナウドはスポンサー企業にとっても魅力的だ。彼のSNSでの発信力を使って、世界中でブランドを認知してもらうこともできる。C・ロナウドは中国のスマホメーカーZTEのサブブランドの「Nubia」の宣伝を行うとの報道もある。同社は同じく中国のスマホメーカーHuaweiがサッカー選手メッシをグローバルブランドのアンバサダーに指名して広告宣伝活動を行っていることから、それに対抗するとの見方が強い。スポンサー企業としては、各社でも多くのSNSを活用して情報発信しているが、それだけではリーチできる顧客の範囲は限られている。C・ロナウドのようにフォロワー数の多い有名人を広告に起用したり、スポンサーになることで、彼らの情報発信力を用いての宣伝効果を期待できる。

いずれにせよ、世界中の人々がSNSに登録して情報を発信・収集している時代である。フォロワー数の多い著名人はスポンサー企業にとっても重要な広告塔である。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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