インドのYouTubeがクリエイターを紹介するキャンペーンを2017年2月からYouTubeだけでなく、テレビでの広告も開始した。YouTubeがインドでテレビ広告を行うのは初めてとのことだ。クリエイターとは日本ではYouTuber（ユーチューバー）と呼ばれるもので、インドでもお馴染みだ。YouTubeに動画をアップして、その動画が話題となり人気になった人たちだ。

以下がインドでのYouTubeのクリエイター紹介の広告動画一覧

今回のクリエイター紹介の広告は「#SeeSomethingNew」（新しい何かを見よう）と称され、料理、コメディ、音楽、テクノロジーなど様々な分野のクリエイター（ユーチューバー)らが紹介されている。

スマホの急速な普及、YouTubeが大好きなインド人

YouTubeインドのSatya Raghavan氏は「様々なジャンルでYouTubeに動画をアップして成功しているクリエイターたちを見て、これからも多くのインド人が彼らに続いて欲しい」とコメントしている。

インド人はYouTubeが大好きだ。特に地場メーカーや中国メーカーの廉価なスマホが大量に出荷されていることからスマホが都市部を中心に急速に普及し、さらに無料で利用できるWi-Fiスポットも整備されつつある。そのためインドではYouTubeで映画やドラマ、音楽、料理、スポーツまであらゆるジャンルの動画をスマホで視聴するのが大人気だ。

またスマホで撮影した動画をYouTubeにアップして友人らとシェアして楽しんでいる。特にボリウッド（ボンベイとハリウッドの造語）と呼ばれるインド映画のシーンや音楽などを模倣した動画やコメディタッチなもの、友人同士のポップな日常生活まで様々な動画をスマホで撮影してYouTubeにアップしている。インドには既に多くのクリエイター（ユーチューバー）が存在している。