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「SMAP、嵐、進化するジャニーズ後輩たちの凄さ」元ジャニーズNY在住経営コンサルタントに聞く第5回

佐藤智子プロインタビュアー、元女性誌編集者
photo/Takuya Yamauchi

第5回

NY在住経営コンサルタント、板越ジョージさんに聞く

「サバイバルに勝つために意識することと、

夢をかなえるクラウドファンディングとは?」

photo/Takuya  Yamauchi
photo/Takuya Yamauchi

NY在住27年の経営コンサルタント、板越ジョージ

いったい何者なのだろうというくらい、様々な顔を持ち、

その時その時の時流に合わせて、世界を飛び回っている。

現在は、クラウドファンディングの日本での第一人者として、

『クラウドファンディングで夢をかなえる本』(ダイアモンド社)を発刊し、

株式会社クラウドファンディング総合研究所を立ち上げ、セミナーに奔走する。

その原点は、実はジャニーズにある。NYの前に、自分の人生に大きな影響を与えたもの。彼が今まで語らなかった部分について、インタビューを試みた。

失敗、挫折を繰り返してもそれでもなお、生き残る、再生するためには? ニューヨークで生き続けるために必要なこと。すべてに活かせる成功のカギがそこにある。

サバイバルに勝つために意識すること。

Q ニューヨークに一番最初に住んだのは何歳の時ですか。

A 大学卒業してからなんで、24歳。

Q どこに住んだんですか、最初。

A 最初は、ニュージャージー。川向う。

Q 家賃、いくらでしたか?

A どれくらいだったんだろう。7、8万円くらい。ちょっと、覚えてないですね。

Q 憧れのニューヨークに住むってどんな感じなんですか。

A 逆に言うと、ないんですよ、その時に憧れは。

Q ジャニーズに入った時みたいですね。

A 今でも、憧れはないですよ。当たり前っていうだけで。僕はここにいるのが当たり前っていうだけで。

Q 台風の目の中にいるような感じなんですかね。その場にいると、気づかないというか。

パリとか住んだら、ああニューヨークいいなあと思うけど、ニューヨークに住んでしまえば、その中にいるので、当たり前という感じ。

A 一番のものを好むということがあるから。僕がなんでニューヨークにい続けられるのか。その秘訣は、正直、ニューヨークに憧れもないし、ニューヨークにずっといたいという気持ちもないんです。だからいられるんですよ。執着心がないんですよ。どこでもいいんですよ。ニューヨーク以外のところに行っても。

Q え~、そうなんですか? でも、行かない理由は? やっぱりいいんでしょ。

A というか、ニューヨークが「お前はもう来るな」と言われたら、出るしかないけど。テロにあって、倒産して、失敗して、どん底に行っても、ニューヨークに出ていけと言われなかったからいただけで。

Q ニューヨークに自分はいてはいけないとか、イヤだなあと思ったことはないんですか。

A 自分が親を選べないみたいなものじゃないですか。

Q ああ。じゃあ、たまにニューヨークが嫌いになることもあるんですか。

A っていうか、好きでもないし、嫌いでもないし、当たり前というか。

Q でも、自分がニューヨークに住んでいます。何十年住んでいますという時に、わっ、ニューヨークにいるんだな、自分は、とはっとすることありますか。

A ないんですよ。東京に住んでいるんだ、と思わないのと一緒ですよ。

Q 24歳の頃のニューヨークはどんな感じでした。セックス・アンド・ザ・シティみたいな感じですか。

A いやいや、その頃は、恐ろしい世界ですよ。銃声が聞こえて(笑)。

Q ああ、パーンと乾いた音が聞こえて、地下鉄に落書きが書かれて、みたいな。

A 娼婦が突っ立っていて、ドラックディーラーがうろうろしてという、荒れ果ててましたね。こんな恐ろしいところに人間って住めるのかって思うようなところでした。絶対、こんなところ、人間の住むところではないと思っていて。

Q 実際、怖い目にあったことはあります?

A ないですね。ただ、世界まわっていたから、もっと、怖いところを。

Q じゃあ、銃声が聞こえても、ああそうなんだという感じで?

A ただ、クサイ、汚いのはイヤでしたね。

Q その時代は何をしたんですか。何のお仕事をしていたんですか。

A 出版社で、広告営業をしていました。1年間。

Q どういう生活をしていたんですか。リアルなニューヨーク。その頃、何を食べていたんですか。

A 大学卒業してから、就職が見つかって、ニューヨークに行っているんで、一応安定した生活を確保したもとで行っているんで。

Q じゃあ、夢があっていきますというのではなかったんですね。

A 違います。就職するんだったらどこかと考えて、やっぱりアメリカでビジネスをするんだったら、ニューヨークだよねというので、就職活動をして、運よく見つかって、行ったという感じなんで。だから、ニューヨークで苦労して、お金がなくて、というわけではないので。

Q ああ、そうなんですね。

A その前の学生時代はいっぱい苦労しましたけど。

Q じゃあ、安定した中で。

A だから、僕の中のキーワードとしては、執着心を持たない。流されるように生きるっていうのがあるんじゃないですかね

Q ニューヨークにずっと住んでみて、いろんな人が日本から来て、ずっと住み続けられる人と、すぐにダメになって、夢半ばで帰る人の大きな違いは何なんですか。

やっぱり順応性がない人かなあ。自分はこうだと思っていって、人の話も聞かないで、自分の想定で来ても、ことごとく、想定外なんですよ。それが起こった時に、言い訳をつけて、見切っていくという。

Q それは、ニューヨークに強い憧れがありすぎるんですかね。

A と思いますね。ニューヨークに行けば、私は変われるんだっていう思いが強すぎて。

Q そういうふうに、ニューヨークに行って、一旗あげたいという人は年間どれくらい相談に来ますか? ざっとですけど。

A どうだろう。僕は、あんまり受け入れないでいるというか。それこそ、毎月、NYと東京で、交流会をして、100人くらいの方と会うわけじゃないですか。みんな、それぞれ、思いいを持ってきているから。まあ、毎月、数十人は来ますよね。

Q そういう時は、板越さんは、知りませんよとは言わずに、一応、夢みたいなものを聞くわけですよね。

A そうですね。僕は、来る者拒まず去る者追わずなんで。

Q その相談の中で、ニューヨークでこういうことをしたいという人で、過去、これはいけるなと思って、本当にいけた人って、どういう話をしてくるんですか。目が違うんですか。どういうところが違うんですか。

A やっぱり、順応性なんじゃないですか。言ったことはやるし、人の行程数を増やさないし、けっこう自分でちゃんと考えるし。

Q 板越さんが相談しに来た人に必ず言うことってありますか? これだけはやってきてから相談してくれよというようなこととか。口酸っぱく言っていることは?

自分のあたまでよく考えろ、ですね。

Q ジャニーズの時と同じですよね。テレ朝行くのに、どうやって行くんですか、と聞くんではなくて、行きたいんなら自分でまず調べろよということですよね。

A うん。行きたいなら自分で調べてきて、わからなかったら聞けばよくて。そもそもわからないというところまで考えてないんですよね。

Q なるほどね。行きたいばっかりで。

A 思いが強すぎて、人の言うことを聞かない人が多いんですよ。ニューヨークに行きたいという人は。ニューヨークに行きたいとか、自分が歌手になりたいとか、思いが強すぎるんですよね。人の言うことを聞かないんですよね。

Q どういうことを言うんですか。

A だから、エージェントに入れば、全部やってくれると思ってしまって、事務所もよっぽどのことがないとやってくれっこないわけで。例えば、ジャニーズだったら、ジャニーズという電車がずっと走っているんですよ、ひたすら目標に向かって。勝手に乗って、勝手に降りるんですよ。だけど、世の中の人は、乗ったら、連れてってくれると思うんですよね。連れてってくれないと「だまされた!」っていうんですよね。だから、一つのチャンスを与えた時に、使われたと思うかというところなんですよ。だいたい、人って、こういうんです。雇われました、でも、何も教えくれなかった、だまされた、使われたと思うんですけど。自分で考えれば、こんなにチャンスがある場所なんだから。例えば、僕の会社で働くにしても、指示を待っていても、僕からは指示は出ないし、そんな甘くないと思うし。ということは、いても飼い殺しになるわけじゃないですか。座っているだけで、なんの発注も来ない。

Q それは、事務所に入ったはいいけど、仕事くれないじゃないか、マネージャーどうしているんだというのと同じですよね。

A そういうことですね。

Q ニューヨークに住んでいるのに、何のチャンスもくれない。どうしてくれるんだということですよね。

A そうです、そうです。自分で動かないと。今、やっている、クラウドファンディングもそうだけど、自分が掲げたって、誰も入ってこないんですよ、騒がないと。フリーランスって、そうでしょう。自分が騒いで始めて、仕事が入ってくるでしょう。サラリーマン時代というのは、会社にいれば、お金がもらえたけれども、フリーランスになった瞬間、自分で騒がない限り、物事って、何も起きないじゃないですか。Q ニューヨークという場所に、ただいて、変わるわけではないということですね。行きさえすれば何とかなると思ってしまうんですね。

A ニューヨークだからこそ、一番厳しい環境なのに、フルサービスを受けられると思ってしまっている。だって、厳しい言い方ですが、日本にいて、売れていないのに、ニューヨークに来たら、イケてる自分になれると思うの? という話ですよね。もっと言うと、日本でイケてないなら、ニューヨークでイケるはずないじゃん。その根拠何よということになってしまう。

Q だから、大戸屋や牛角じゃないけど、日本で知名度があるから、違うブランディングができるわけですよね。自分でブランディングを変えるとか、売り方を変えることをするわけですよね。

A そうですね。日本でできなかった人がニューヨークに来て、変身するはずがない。

Q なるほど、行きさえすれば、もまれてかっこよくなると思い込んでしまう。

A だから、日本でもすごい努力していたけれども、チャンスに恵まれなかったから、アメリカには自分を受け入れてくれるチャンスがあるんじゃないかなって思ってくるのならいいんですけど。でも、そういう人は、多少なりとも日本でイケてた経験あるはずだから。

Q そうですよね。ラーメンだったら、日本でぬるかったけど、ニューヨークに行ったら受け入れられたということはあるかもしれませんよね。日本人の口には合わなかったかもしれないけれど。

A そうそうそうそう。

Q そういうのをいくら言っても聞いてくれないんですか。

A 聞いてくれないんですよね。今度はアメリカのエージェントが使ってくれるようになったって。また、だまされるよというと、「何でですか」、となる。そんな甘くないじゃん。そんな甘いところだと思って、ニューヨークに来ないでと。

Q やっぱり、この人はやるなというのはわかるんですか。今までと違うというのはあるんですか。

A 僕はね、全員にそう思っています。まずは。いい意味でも悪い意味でも、すべての人に平等だから。この人がすごいから、目にかけるわけでもないし。みんな、初めは同じ。だから、そういう発想が僕にはないです。

Q どこで、どの時点で、成功したと言えるんですか。板越さんは、ニューヨークで成功したと言える? 自分がやったと思えますか?

A 成功というか、自己実現、できています。

Q ああ。やりたいことがやれた。

A はい。

Q もし、やりたいことがやれてない人にもし言えるとしたら、どうやって、やりたいことがやれたんですか。どうして、そんなに、やりたいことがやれているんですか。

愚直に信じているからじゃないですか。自分を。

Q 自分をね。

A できるって。なんで、信じられるかというと、まあ、すごい努力をしていますよ、僕は。

Q 何年か前に話してもらったときに、9.11、リーマンショック、このダメな時期に、勉強して、人脈を作り、健康になっておく。そういう発想というのは、すごいと思いますよ。

A だから、イケてない時はイケてない時で、我慢しなきゃいけないから。その時は、畑を耕す時ですよ。冬はそうですよね。それで、春に種をまくと。Q だから、その間に、大学でMBAを取ったり、交流会をやったり、ジムに行って肉体改造をしたり、新しいことをしたり。今も、クラウドファンディングもそうですよね。

A クラウドファンディングは、新しい資金調達の方法で。お金がなくてできなかった夢を

クラウドファンディングを用いて、自分の夢をかなえる新しい手段ができたというのが画期的であって。より多くの日本の人たちに知ってもらいたいので、今それを伝導するような発動をしているということですよね。

Q それは、すごくニューヨーク的な発想だということですか。夢がある人が条件という。

A 夢を実現させるために、今までお金がなければなきゃできないじゃないですか。結局、僕もコンサルやっていると、企業にしてもアーティストにしても行きつくところはお金じゃないですか。お金がなかったら何もできないんで。しかも、元手がなかったら、先に進めないじゃないですか。その元手をつくるために、クラウドファンディングがあるんで。だから、それを使ったほうがいいんじゃないですかと。

Q 今の話でいったら、夢を持つこと。その支援は、人のつながりですよね。ニューヨークに行ったはいいけど、ずっと日本人といて、アメリカ社会に溶け込んでないというのはどうなんですか。

A でも、ニューヨークで知り合ってという人脈は、日本に帰って5年たてば変わっているけれども、ニューヨークで知り合った日本人同士は、一生の付き合いになるということはありますね。子供の時の出会いは幼馴染とか、一生付き合える友達ができますが、大人になるとそういうのはできないじゃないですか。でもここ海外で生活をしているとお互いに助け合うようなこともあって、一生の友達になることが多いんですよね。

Q それは、元々のシンパシーがあって。

A だと思いますよ。ずっと勘違いして生きている感じなんですよ。

Q かぶれているということですか。

A いやいや、同じ価値観をシェアするというのは、けっこう難しいから。アメリカ人に関しては、同じ価値観を持つ者同士というのは、距離が離れても時間がたっても仲間で分かり合えるところがあると思う。今は、ネットもあるし、ソーシャルな時代だから、もう離れたら会えないということはないけれども。難しいとは思いますよ。

Q 今、ニューヨークにどれくらい、日本人がいるんですか。

A 外務省調べでは6万人弱くらいですが、実際には10万人いると言われています。

Q 10万人?

A はい。

Q そういう人たちはつながりあったらすごいと思いますね。日本人は絆とか、共感性を大事にしますからね。そういう意味でも、クラウドファンディングはもってこいですね。また、新しいことを、やり始めたということですね。

A そうですね。

実は僕は日本人こそクラウドファンディングがあっていると信じています。なので、より多くの日本人にこの新しい資金調達の手段のクラウドファンディングを活用してほしいと思っています。今はまさに命を削って日米を激しく往復しながら日本全国で講演活動をしています。体力が続く限り頑張ろうと。いろいろな人と出会って私自身もたくさんの刺激を受けたいと思っています。

Q なるほど。また、新しい、最先端を走り始めましたね。今後が楽しみですね。

あ、最後にいいですか。SMAPしかり、TOKIO、V6、Kinki Kids、嵐、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2…すべてのグループ名を入れたらキリがないというくらい(笑)、凄まじい勢いで、今もジャニーズは脚光を浴び続けている。それを踏まえて、今、頑張っているジャニーズの後輩たちをどう思われますか?

そして、ジャニーズに対して、今どんなことを思われますか?

A 僕たちの時代と違って、ずいぶん個性が際立っていると思いますね。また各自の才能はどんどん開花していますよね。それはSMAP以降からだと思うのですが、昔のアイドルと違い、ルックスがよくて踊れるだけじゃないですよね。バラエティや司会、演技など、何か独自の秀でたものを出さないと生き残れない。

Q ですよねえ。かっこよくて、なんでもできちゃうんだから。ズルいですよね(笑)。

A 例えば、中居くんの司会はみごとだなと思うし、長瀬くん、二宮くんの演技なんか「本当にジャニーズ?」なんて思ってしまいますよ。はじめはかっこいい、かわいいと騒がれるだけですが、生き残っていくために様々芸を「やりながら覚えていく」ことを身につけているのが素晴らしいです。

Q ほんとですね。もう、中居正広さんの司会なんて、アイドルの域を超えてますものね。

名前を出したらキリがないと思いますね。それぞれが、本当に個性豊かで、役割を果たしているというか。一人ほめたら、私の松潤はどうなのよ、とファンの方に指摘されるかもしれないので、そのへんで(笑)。でも、どうして、そんなにジャニーズは進化したのでしょうか。

A それはジュニアのときの踊りのレッスンが土台となっているのかもしれません。その場その場で、確実に覚えていかないといけないという積み重ねですかね。場数を踏めるのはジャニーズの特権ですが、その特権の上にあぐらをかくのではなく、ものにして上にいく、謙虚さと力強さがありますね。昔の芸能界はアイドルとしてチヤホヤされると、勘違いをしたり、横柄な態度に出たりするような空気があったのですが、それをジャニーズは懸命に変えていったように思えますね。

Q なるほど、つねに高みを目指して、努力をし続けているんですね。でも、それは、昔のジャニーズも同じじゃないですか。みなさん、陰ながら努力されていたと思いますよ。天下のジャニーズですから。だからこそ、みんなが夢中になるわけで。そうでなければ、見透かされてしまいますよね。

A かもしれませんね。先日も同期にあったんだけど、50歳を手前にしても体型が全然くずれていないんです。相変わらずアイドルをしているなと感心しましたね。昔はひょろひょろで、女性っぽいと言われていたジャニーズですが、香取慎吾くんや、山下智久くん、櫻井翔くんなど、ジムで鍛えて、男らしい格好よさを追及したりしていますよね。僕も負けてられないと思ってしまいす。おこがましいですが(笑)

Q 負けてないと思いますよ(笑)。板越さんのバイタリティはすごいですものね。ジャニーズの方って、たまたまアイドルの世界にいますけど、経営や他の専門分野にいったら、それはそれで頭角を表す人たちなんではないですか。

A だと思います。なにはともあれ、ジャニーさんの千里眼は本当にすごいと思います。ジャニーさんはアメリカ育ちで、彼の経営戦略は日本人離れしているところがありますよね。僕はジュニア時代、彼の生活様式や、ちょっとした発言に感化され、憧れていました。トシちゃんやマッチに憧れるよりも(笑)。だから僕はジャニーズを辞めたのだけれども、実はアメリカに渡ったのは、ジャニーさんの影響が大きかったのではないかと、今になって思うことがあります。ビジネスの成功者として僕の潜在意識の中で常に背中を追いかけている人であるような気がするのです。この30年以上、様々な魅力をプロデュースしながら繁栄し、成長を続けるジャニーズ帝国の底知れない強さを感じます。

Q なるほど、そうつながるわけですね。板越さんの根底にはジャニーズがある。その源はジャニーさんの経営者としての手腕が大元だったんですね。だから今、夢を持つ人たちを応援したい。そこにつながっていくわけですね。ジャニーズの精神は。素晴らしいですね。

最後に。私自身、出版社の女性誌編集者時代、インタビュー担当として、ジャニーズアイドルを多く取材してきました。仕事に対するひたむきさ、ファンに対する思い、プロフェッショナルとして、確実に完璧にこちらの要求に応えようとしてくれる。たとえ、10代であっても。それは、ジャニーズイムズとも言うべき、プロ集団。私が思うに、ジャニーズの方は、精神年齢がみな、実年齢の+10歳なんではないかと。18歳の方は28歳。25歳の方は35歳。それほど、社会経験、仕事のキャリアを積み、やるべきことをやり遂げる。その稀有な存在は、アイドル、芸能界だけに関わらず、また、何年経っても色あせず、あらゆる専門分野で才能を発揮するのではないかと、今回のインタビューを通して感じました。さすが、ジャニーズと言わざるを得ない。

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プロインタビュアー、元女性誌編集者

著書『人見知りさんですけど こんなに話せます!』(最新刊)、『1万人インタビューで学んだ「聞き上手」さんの習慣』『みんなひとみしり 聞きかたひとつで願いはかなう』。雑誌編集者として20年以上のキャリア。大学時代から編プロ勤務。卒業後、出版社の女性誌編集部に在籍。一万人を超すインタビュー実績あり。人物、仕事、教育、恋愛、旅、芸能、健康、美容、生活、芸術、スピリチュアルの分野を取材。『暮しの手帖』などで連載。各種セミナー開催。小中高校でも授業を担当。可能性を見出すインタビュー他、個人セッションも行なう。

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