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イ・ボミもキム・ハヌルも選ばれていた、モデル顔負けの韓国“KLPGA広報モデル”たちがスゴい

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
KLPGA広報モデルに5回選ばれているアン・シネ(写真:ロイター/アフロ)

本日から「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」が始まる日本女子ツアーだが、それにしても先週の「ほけんの窓口レディース」は圧巻だった。優勝は申ジエ、2位にイ・ボミ、キム・ハヌルとトップ3を韓国勢が独占。しかもイ・ボミはギャラリーが決める「ベストスマイル賞」と「ベストドレッサー賞」に選ばれており、まさに韓国女子ゴルファーたちが実力と美貌を見せつけた結果となったのだ。

そもそも韓国における女子プロゴルファーたちは、実力だけでなく、その“美貌”も競い合うと言ってもいいかもしれない。知人の韓国ゴルフ記者も話していた。

「最近の韓国女子ゴルフ界は世代交代で20代前半が主流となり、彼女たちは自分の外見や露出回数にも気を使う。それが個人スポンサー獲得にもつながる。企業も、人気選手とのラウンド接待をして顧客サービスしたいのでルックスの良い選手は引っ張りだこだ」

(参考記事:実力だけでなく美も競う韓国女子ゴルファーたち

しかも、実力と美貌を兼ね備えた選手を韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)も奨励している。それが“KLPGA広報モデル”という制度だ。

KLPGA広報モデルとは、韓国女子ゴルフを盛り上げるべく、さまざまな広報活動を行う女子ゴルファーたちのこと。前シーズンのKLPGAツアーで賞金上位60位以内の選手(海外ツアーで活動中の選手は除外)のなかから、メディアやスポンサー関係者、KLPGA会員などの投票によって選ばれる。毎年10人しか選ばれることのない“狭き門”だ。

KLPGA広報モデルに選ばれた選手は各種広報活動を行うわけだが、その一つにグラビア撮影がある。5月17日には、今年の第8代KLPGA広報モデルたちの写真が公開された。いずれも芸能人やモデルのような写真ばかりで、アスリートには見えない仕上がりといえるだろう。

(参考記事:2016年KLPGA広報モデルたちのグラビア写真が公開!! 「美しすぎる」と絶賛の嵐!!

彼女たちのグラビア写真は、KLPGAホームページや定期マガジンをはじめとする広報制作物に使われるそうだ。

前出のイ・ボミとキム・ハヌルも、もちろんKLPGA広報モデルに選ばれている。イ・ボミは2010年と2011年の計2回、キム・ハヌルは2014年まで計6回だ。また、“8頭身ゴルファー”として日本でも話題となったユン・チェヨンは、第1代から第8代までフル選出の計8回となっている。

ということは、逆説的だがKLPGA広報モデルに複数回選ばれている韓国女子ゴルファーに注目すれば、今後日本にやってきて活躍する可能性の高い選手を見つけられるということにもなるだろう。

例えば、2011年~2015年と計5回選ばれた韓国女子ゴルフ界の“おしゃれ番長”と呼ばれるヤン・スジン、計6回で今年も選ばれている“フィールドの妖精”“氷の姫”のニックネームを持つキム・ジャヨンなどは、十分にその可能性がある。

ただ、個人的に最も期待しているのは、KLPGA広報モデルに計5回選出されているアン・シネだ。韓国では、その芸能人顔負けのルックスで絶大な人気を誇っているだけに、もし日本に来ることがあれば大きな注目を集めることは間違いない。

イ・ボミとキム・ハヌルの後輩で韓国女子ゴルフ界の“セクシークイーン”!? アン・シネが注目されるワケ ヤフー個人 2016/05/13

日本で実力だけでなく、その“美貌”も見せつけている韓国女子ゴルファーたち。本日から始まる「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」でも席巻するのだろうか。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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