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話題の韓国コスプレ美女“神セブン”は誰か。 ハロウィンで日韓交流も夢じゃない?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
韓国のコスプレイヤーたち(写真:ロイター/アフロ)

今日で9月が終わり、明日からは10月となる。10月のイベントと言えば、今や日本でもすっかり定着したハロウィンだろう。気の早い雑誌やテレビ番組では、今から本番を意識した仮装特集やコスプレ特集などが組まれているが、韓国でも近年はハロウィンがひとつのお祭りとして定着し始めており、若者たちの間ではコスプレも流行っている。

何しろ“コスプレ”という単語が、「与党コスプレ」「被害者コスプレ」「弱者コスプレ」などと、韓国の一般紙の見出しでも見られるようになったほどだ。本来の意味とはややかけ離れた使われ方もされているが、コスプレ人気を端的に表している証とも言えるだろう。

実際に、韓国初のプロ・コスプレチーム「Spiral Cats(スパイラル・キャッツ)」に所属するTASHA(ターシャ)やDremi(ドレミ)は、知名度が高い。特にターシャは、セクシーさとお姉さま系のルックスで、世界的にも知名度が高くファンクラブ会員は30万人に及ぶという。

(参考記事:海外でも大人気! 韓国を代表するコスプレ女王、TASHA(ターシャ)は誰?

ただ、知人のオドックによると、前出の2人は「ちょっと当然過ぎて、面白みに欠ける」らしい。

代わりとなる美女コスプレイヤーを挙げてもらうと、「断然、レブでしょう」と答えるオドックたちが多かった。

「RZ COS」と呼ばれるプロ・コスプレチームに所属するREVE(レブ)は、もともとミュージカル女優として活動する傍らコスプレを趣味にしていたが、コスプレの魅力にどっぷりハマり、いつの間にかコスプレが“本業”になってしまったという。彼女が扮した不知火舞やケイトリンは「まさに芸術的」なんだとか。

篠崎愛が表紙を飾って完売した韓国の人気男性雑誌『MAXIM KOREA』で毎年行われている「ミスMAXIMコンテスト」の優勝者にも、コスプレ美女がいる。同コンテストの初代覇者チェ・ヘヨンがその人だ。

もともとガンダムや『BLEACH』『NARUTO-ナルト-』などの日本作品が大好きで、本人も「マンガやアニメ、ゲームなどへの関心は高いです。オタクまではいけなくても、“マニア”くらいではあるかなと」と話しているほどだ。

しかも、彼女はグラビア界の登竜門「ミスMAXIMコンテスト」を制しただけあって、豊満なボディで魅せるコスプレ姿は、韓国のコスプレ好きの間でも何かと話題になっているらしい。

(参考記事:こんなにセクシーな“オタク”いる!? チェ・ヘヨンの衝撃コスプレ写真

ちなみに「ミスMAXIMコンテスト」はこれまで多数の優勝者を出しているが、第3回優勝者であるキム・ソフィも、何かとコスプレ姿を披露する機会が少なくない。『MAXIM KOREA』で見せた看護婦コスプレのグラビアは、特に男性ファンの心をがっしりと掴んで今でも語り草になっているという。

本業はコスプレイヤーではないが、ソ・ユリも韓国美女コスプレイヤーを紹介する上で、欠かすことができない存在だろう。

『ドラゴンボール』のブルマ役、劇場版『炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』ではエンジンシルバー役などの韓国版吹き替えを担当するなど、声優としても一流といえる彼女。

ただ、ソ・ユリの名を一躍有名にしたのは、ゲームキャラクターのコスプレだった。

世界で最も多くのユーザーがプレイするPCゲームと言われる『League of Legends』の登場キャラクターであるジャンナのコスプレ姿を披露し、彼女は一躍、“韓国コスプレ界の女神”と呼ばれるようになった。

このように韓国の美女コスプレイヤーを探っていくと、セクシーさを売り物にしているコスプレ美女ばかりが目につくが、“妹系”と呼ばれるコスプレイヤーも当然いるらしい。とあるオドックは「Cosisに所属するイオンがその代表格」と教えてくれた。

イオンは、なんでもコスプレ歴は3年ほどと決して長くはないが、謙虚な姿勢とキャラ愛で、将来性はピカイチ。特に日本アニメのコスプレが好きなようで、低身長と童顔が『ラブライブ!』のキャラクターにぴったりと評判が高いそうだ。

(参考記事:『ラブライブ!』の矢澤にこがハマり役!? 韓国では珍しい“妹系コスプレイヤー”イオン

韓国では今年1月に「韓国コスチュームプレイ協会」が発足され、去る5月にはソウルで「日韓交流コスプレイベント」「コスプレコレクション010 in ソウル」などのイベントも盛大に行われている。

その中でもここに紹介する美女コスプレイヤーたちは、ニュースやブログに取り上げられる頻度が多く、まさに韓国コスプレ界の“神セブン”と言っても過言ではないだろう。

そんな韓国コスプレイヤー“神セブン”たちも、10月31日のハロウィン本番に向けて着々と準備を進めているはず。まして最近は前述したとおり、日本と韓国の両方でハロウィンがひとつののお祭りになっている。日韓が同じ日に同じ価値観を共有し楽しめるイベントは、決して多いとは言えないだけに、ハロウィンやコスプレを活用するのもひとつの手ではないだろうか。

「日韓交流コスプレイベント」などが行われるようになった昨今だ。彼女たちがコスプレ姿で来日して、ハロウィンで盛り上がる東京の街を闊歩する日もいつか来るかもしれないし、逆に日本のコスプレ文化や流行が韓国で話題になることも期待したくなる。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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