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元旦になると熱愛スクープ報道が続出するのはなぜ?〜韓国の場合〜

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(ペイレスイメージズ/アフロ)

新しい年が幕を明けた。世界中が今日から2017年を迎えている。もちろん、韓国も新年を迎え、本日1月1日は公休日となっているが、日本のように“正月休み”にあるわけではない。明日1月2日からいつも通りのウィークデーが始まる。

旧暦の習慣が根付いている韓国では、むしろ旧正月(今年は1月28日)を盛大に祝い、本日1月1日は「シンジョン(新正)」と定める程度に留まっている。

もっとも、日本のスポーツ新聞などが元日になるとスクープ記事を発表するように、韓国でも1月1日になると特ダネ記事が世に出回る。

有名なのは、『Dispatc』のスクープ報道だ。同メディアは日本で言うところの『週刊フライデー』や『週刊文春』のように芸能人の熱愛スクープを得意としており、これで多くの熱愛報道をスクープしてきた。

(参考記事:毎年元日に放たれる!! 韓国の“文春砲”ならぬ“ディスパッチ砲”の歴史)

昨年1月1日にはJYJのキム・ジュンスの恋愛報道をスクープ。お相手は人気ガールズグループEXIDハニだった。

もともとハニがジュンスのファンだったこともあって熱愛関係に発展したというふたり。ハニと言えば、セクシーパフォーマンスを売り物にするK-POPアイドルたちの中でも特に美しいとされ、“腹筋女子”として有名な美ボディ女神だ。

(参考記事:K-POP女性アイドルたちの腹筋がスゴイ!! 6大女神の美ボディとくびれの秘訣)

だが、ふたりの恋は実らず昨年9月には破局している。このジュンス&ハニの例でもわかる通り、『Dispatc』で熱愛がスクープされたカップルの恋はなかなか結婚まで成就しない。

筆者の記憶が正しければ『Dispatc』で熱愛をスクープされてゴールインしたのは、2015年5月に結婚した人気俳優ウォンビンと人気女優イ・ナヨンのカップルぐらいだろうか。

いずれにしても韓国のネットユーザーたちの間ではこの『Dispatc』が新年早々にどんなスクープを報じるかに注目が集まっている。

2016年は性的暴行、不倫、飲酒運転など何かとショッキングな話題が多かった韓国芸能界。

(参考記事:衝撃スキャンダルから出産ラッシュまで!! 怒涛の韓国芸能界、2016年総決算)

たとえ熱愛スクープであっても誰もが祝福し暖かく見守れるような、明るく健康的なカップルが誕生することを願うばかりだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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