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ゴルフ女王イ・ボミと超絶美女アン・シネの意外な共通点とは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真提供=KLPGA)アン・シネ

韓国女子ゴルフ界の“超絶セクシークイーン”アン・シネに関する記事を、各種メディアで見る機会が多い。本欄では昨年春から彼女について紹介してきたが、今季から日本女子プロゴルフツアーへの参戦が決まったこともあって、その注目度が一気に高まった印象だ。

まだ日本で結果を残していない彼女にここまで注目が集まるのは、すでに日本で人気者になっている女王イ・ボミの存在もあるだろう。イ・ボミに次ぐ“新たな韓国美女ゴルファー襲来”というだけで話題性も十分というわけだ。

そのイ・ボミとアン・シネには、いくつかの共通点があることをご存じだろうか。

例えば2人とも同じ建国(コングッ)大学出身だ。建国大学は韓国の有力私立校で、2004年にゴルフ指導学科を設立。イ・ボミは2007年に、アン・シネは2010年に同大学に入学し、卒業している。

拙著『イ・ボミはなぜ強い?』(光文社新書)では建国大学ゴルフ部監督のパク・チャンヒ教授を訪ねて、彼女たちの大学時代のことも紹介しているが、パク・チャンヒ教授によると、2人ともキャンパス生活を楽しんでいたという。

昨年5月には珍しく2人が一緒に写った写真も公開された。それが「世界3大ツアー100勝達成記念行事」だ。建国大学ゴルフ部の卒業生たちのプロ通算優勝回数が100回になったことで行われたこの式典で、イ・ボミとアン・シネは功労賞も受賞している。

KLPGA広報モデルというキーワードも2人の共通点だろう。韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)では、実力を人気を兼ね備えたトッププロを投票などで毎年10人ほど選んでいるが、イ・ボミは2回、アン・シネは5回選ばれている。

2人は毎年行われるKLPGAアワードでも注目の的で華やかなドレス姿はもちろん、新人時代は余興コーナーであっと驚くパフォーマンスも見せている。イ・ボミはサルサダンスを、アン・シネはサンタの衣装も着てクリスマス・キャロルの独唱を披露しているのだ。

(参考記事:韓国時代のイ・ボミ、アン・シネ、キム・ハヌルも!! 厳選写真で振り返るKLPGAアワード名場面集!!

披露といえば、SNSなどでプライベートなど積極的に公開していることも2人の共通点かもしれない。

特にアン・シネは、「私はプロ選手である前に女性です」と語っているほど美への意識が高く、フェイスブックやインスタグラムといったSNSに、練習する姿やプライベート写真を進んで公開している。見る側が思わずドキッとしてしまいそうな写真も多い彼女のSNSはかなり人気で、ゴルフに興味がない者たちもチェックしているほどだ。

(参考記事:韓国ゴルフ界の超絶セクシークイーン、アン・シネのSNSがスゴい!!

そんなアン・シネとイ・ボミがグリーン上で火花を散らしたのは2010年。前年度に新人王に輝いたアン・シネはこの年、2勝をマーク。かたやイ・ボミは3勝を挙げた。賞金はアン・シネ4億3390万7250ウォンに対し、イ・ボミは5億5737万6856ウォン。アン・シネは賞金ランク3位にとどまり、賞金女王にはイ・ボミが輝いた。

翌年からイ・ボミが日本ツアーに進出したため、その後、2人が顔を合わすことは少なくなったが、韓国女子ゴルフの人気選手たちが一堂に集った「BMWレディースチャンピオンシップ」では実現。同大会はイ・ボミ約3年ぶりの韓国公式戦出場ということもあって、大きな関心を集めた。

(参考記事:【写真25連発】韓国美女ゴルファー大図鑑 in 「BMWレディース2016」

ただ、最終順位はアン・シネ18位、イ・ボミ26位タイとともに振るわなかった。

それだけに今季は注目。日本で2人の対決も実現する可能性も十分なだけに、韓国のメディアやファンも大きな期待を寄せている。

韓国では美女ゴルファーの代表格として何かと記事になるイ・ボミとアン・シネ。日本では早くも「イ・ボミがキュート系でアン・シネがセクシー系だと」タイプ分けするメディアもあるが、韓国ゴルフ誌が調査したオモシロ関連キーワードによるとイ・ボミとアン・シネは共通点がありながらどこか対照的でもあるらしい

イ・ボミとアン・シネ。いずれにしても、2人の韓国美女ゴルファーの比較分析はシーズンが始まれば、一層熱を帯びてくるだろう。話題先行だけで終わらない実力伯仲の競り合いを、今から期待したいものだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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