SEALDs、総がかり行動etcー写真で振り返る「デモの年」だった2015年
2015年の日本を振り返ると、「デモの年」だったと言える。とりわけ、国会を包囲した8月30日のSEALDs、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動のデモなど、安保法制に対するデモが多かった。それ以外にも、原発再稼動に反対するデモ、沖縄辺野古への米軍基地移設に反対するデモ、温暖化対策を訴えるパレード(関連記事)など、毎週、日本のどこかでデモが行われる一年だった。
こうした人々の動きは、定められた手続きを経ることなく(関連記事1、2)、安倍政権が「安保法制を採決した」とする今年9月19日以降も収まることはなかった。
例えば、10月2日には、首都圏反原発連合などが中心となり、「安倍政権NO!☆1002大行進」が開催され、約2万人が集結。原発再稼動反対や安保法制反対を訴えた。
SEALDSも10月18日に「安保法制廃止」「野党共闘」を訴え渋谷の駅前での街宣(関連記事)、11月14日にも新宿で「辺野古への米軍基地移設反対」の街宣を行った。さらに、12月6日にも「安全保障関連法に反対する学者の会」など他団体との共催で、集会とデモを行った。
12月19日には、安保法制に反対する高校生団体「T-ns SOWL」と、その関西支部「T-ns SOWL WEST」も東京・関西で同時デモを行った。
また、SEALDsと共に、国会前を揺るがした一大勢力、総がかり行動は、毎月19日、安保法制反対の行動を来年夏まで続けていくことを決定(関連情報)。さらに安保法制に反対する署名を2000万人分集めようという、未曾有のキャンペーンを張っている(関連情報)。
今後のデモの情報については、日本全国デモ情報やレイバーネットイベントカレンダー、IWJ全国デモ・抗議行動情報等で知ることができる(関連情報)。2016年夏には参院選挙があり、安部政権が改憲を言及しているだけに、2016年もまた、「デモの年」となるだろう。
(了)
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