不安定解消とともに梅雨明けへ
梅雨明けは秒読みに
今週は7月13日(日)に奄美地方で、16日(水)には九州南部で梅雨明けの発表がありました。その後、一旦足踏み状態となっていますが、上空の寒気が抜ける21日(月)~22日(火)にかけては、続々と梅雨明けの発表があるものとみられ、その後は各地で厳しい真夏の空が広がる見込みです。
では、日ごとにみてみましょう。(19日夕方発表のデータより)
7月20日(日)
北日本は上空の寒気の影響を最も強く受けるため、曇りや雨の天気が予想されています。激しい雷雨となる所も多いでしょう。
関東~九州にかけては、比較的、晴れ間が広がる予想ですが、やはり上空の寒気の影響を受けるため、所々で雷雲が発生し、局地的には激しい雷雨となるおそれがあります。
登山やキャンプなど、山のレジャーは特に警戒を要します。
そんな中、寒気の影響が最も小さくなる九州北部や四国などでは、もしかしたら梅雨明けの発表があるかもしれません。
7月21日(月)海の日
上空の寒気の中心は北日本の東海上へ次第に離れていきます。
まだ寒気に近い北日本の太平洋側では雨が降る予想ですが、全国的には晴れ間の広がる所が多くなるでしょう。まだ山沿いを中心に、局地的な夕立はありそうですが、西日本~東海あたりまでは、梅雨明けの発表に至る可能性が高いと言えるでしょう。
関東甲信は、雲の取れ具合や夕方頃のにわか雨や雷雨の可能性を判断した上での対応となりそうです。
7月22日(火)
上空の寒気はすっかり北日本の東海上へ抜けて、東北~九州にかけて晴天域となります。各地で強い日差しが照りつけるでしょう。この日までには遅くとも、関東甲信や北陸でも梅雨明けの発表があると思われます。
一方、東北地方は北海道の北に見えている雨雲の帯がどこまで南下するかを見定めた上での判断となりそうです。
来週後半は猛暑のおそれ
梅雨明けとともに来週の後半は、広い範囲で厳しい暑さが到来します。
内陸部を中心に35℃を超える猛暑日の所も一気に増える見通しで、一旦暑さが和らいでいるだけに、熱中症に対する危険度が上昇しそうです。
ただ、海やプールの似合う天気はしばらく続きそうです。